FIAT 500 BICOLORE|フィアット 500 ビコローレ 発売
FIAT 500 BICOLORE|フィアット 500 ビコローレ
紅白を纏ったフィアット 500
フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、フィアット 500 にレッドとホワイトを大胆に配色したツートーンのボディカラーを採用したフィアット 500 ビコローレを50台限定で、2010年11月4日より全国で販売開始した。
文=松尾 大
イタリア車ならではの大胆な配色
全世界で大人気を博している、フィアット500。その理由は、走行性能、環境性能など基本性能の高さにくわえ、遊び心を感じさせてくれるあたらしい提案に満ち溢れているからだといえる。ポップで豊富なカラーにはじまり、さまざまなブランドとのコラボレーション、オープンタイプからホットモデル、さらには先日受注開始された「アバルト695トリブートフェラーリ」のような特別な一台までのワイドバリエーション。クルマ好きにもそうでないひとにも魅力的なラインナップを矢継ぎ早に発表している。イタリアならでは、フィアットならではといったところだろうか。
そんなフィアット500にあらたな限定モデルが登場した。フィアット 500 ビコローレだ。BICOLOREとは“BI-COLOR”、つまり二色を意味するイタリア語。二色とはいっても、ありがちなツートーンカラーではない。はっきりと好き嫌いがわかれてしまいそうな、大胆なレッドとホワイトで彩られているのだ。
ベースとなっているのは、日本におけるフィアット500のエントリーモデルである、1.2POP。エクステリアはヘッドライト、ドアハンドル上部あたりから上をホワイト、下をレッドという配色に。さらにインテリアも同配色でコーディネイトしている。
でも、見た目の奇抜さだけで終わらないのがフィアット500の実用車たる点。おなじみの1.2リッター直列4気筒8バルブエンジンは「スタート&ストップシステム」と組みあわされることで10・15モード燃費が19.2km/ℓと大幅に向上している。これはフィアット式のアイドリングストップ機能で、信号待ちなどで停車したときに自動的にエンジンが停止し、ドライバーの意志で発進するための動作を感知するとイグニッションスイッチを操作しなくても即座に始動させるというもの。トランスミッションは、熟成の進んだATモードつき5速シーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」となっている。
このフィアット 500 ビコローレ、全国限定50台で、価格は210万円で販売されている。