499台限定、フェラーリ 458 スペチアーレ Aがパリでデビュー|Ferrari
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月11日

499台限定、フェラーリ 458 スペチアーレ Aがパリでデビュー|Ferrari

Ferrari 458 Speciale A|フェラーリ 458 スペチアーレ A

499台限定、フェラーリ 458 スペチアーレ Aがパリでデビュー

フェラーリは、来る10月のパリモーターショーにてお披露目する特別限定モデル「458 スペチアーレ A」の概要をはじめて公開した。

Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)

マラネロ史上最速のスパイダー

フェラーリが、跳ね馬史上最もパワフルなスパイダー「458 スペチアーレ A」を公開した。選ばれし世界各国のフェラーリ コレクターに向けて499台限定で販売される。

ベースとなるモデルは、2011年のフランクフルトモーターショーでデビューを飾った「458 スパイダー」で、キャラクターの位置づけとしては昨年8月に登場した「458 イタリア」の特別モデル「458 スペチアーレ」のスパイダー版となる。458 スペチアーレ Aの“A”は、イタリア語のアペルタ(Aperta)の頭文字であり、オープンモデルのことを意味する。

Ferrari 458 Speciale A|フェラーリ 458 スペチアーレ A

Ferrari 458 Speciale A|フェラーリ 458 スペチアーレ A

搭載されるエンジンは458 スペチアーレとおなじく、4,495cc V型8気筒エンジンを搭載。最高出力は標準のスパイダー比35psアップの605ps / 9,000rpm、最大トルクは540Nm / 6,000 rpmを発揮する。トランスミッションは7段デュアルクラッチで、0-100kmの加速スピードはわずか3秒。0-200km/h加速は9.5秒と標準のスパイダーと比べ、1.3秒もタイムを縮めた。その結果、フィオラーノ・サーキットを、かのエンツォ フェラーリの1分25秒を凌ぐ1分23秒5のラップタイムで駆け抜けるという。

こうした卓越した走行性能を実現させたのは458 スペチアーレ Aのために特別に仕立て上げられた、フロント及びリアのアクティブ・エアロダイナミクス、10種類のアルミ合金を含有したシャシー剛性、またいかなるドライビングコンディションでも最高のスポーツドライビングを可能にするサイド スリップ アングル コントロール(SSC)等によるものだ。そして車輌重量が458 スペチアーレに比べわずか50kgの差に抑えられたことも、そのパフォーマンスに大きく貢献している。

458 スペチアーレ Aのボディカラーは、独自の3層イエローにブルーナート、およびビアンコアヴュスのセンターストライプがあつらわれ、グリジォ・コルサの5スポーク鍛造ホイールを装着。

コックピットは標準モデルと比べ、よりいっそうスパルタンなものへと進化し、ブルー カーボンファイバーのドアパネルをはじめ、新デザインのアルカンタラシートなどが備わる。もちろんアルミ製のリトラクタブルハードトップは、標準モデル同様に14秒で開閉が可能だ。

Ferrari 458 Speciale A|フェラーリ 458 スペチアーレ A

フェラーリは、来る10月のパリ・モーターショーにて、その全貌を公開する予定だという。

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Ferrari 458 Speciale A|フェラーリ 458 スペチアーレ A

ボディサイズ|全長 4,527 × 全幅 1,937 × 全高 1,211 mm

ホイールベース|2,650 mm

トレッド 前/後|1,672 / 1,606 mm

重量|1340kg(1,430 kg)

エンジン|4,497cc V型8気筒

最高出力| 605ps / 9,000rpm(570ps/9,000 rpm)

最大トルク|540Nm / 6,000 rpm

パワーウェイトレシオ|2.21kg/ps

トランスミッション|7段デュアルクラッチ

駆動方式|MR

0-100km/h加速|3.0秒(3.4 秒未満)

0-200km/h加速|9.5秒(10.8 秒未満)

フィオラーノ ラップタイム|1分23秒5

CO2排出量*|275 g/km

()内は458 スパイダーの数値

*HELEシステム搭載による複合サイクル(ECE+EUDC複合サイクル)

           
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