シトロエンのあたらしいSUVコンセプト|Citroen
CAR / MOTOR SHOW
2015年1月5日

シトロエンのあたらしいSUVコンセプト|Citroen

Citroen C-XR concept|シトロエン C-XR コンセプト

シトロエンのあたらしいSUVコンセプト

北京モーターショーでDSラインのあらたなSUVモデル「DS 6WR」を発表したシトロエン。今回、これとは別にもう一台、SUVのコンセプトカー「C-XR コンセプト」を発表した。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

中国企業とのジョイントベンチャーで開発した初のSUV

シトロエンが、北京モーターショーで発表した「C-XR コンセプト」は、中国の自動車メーカー東風汽車公司(DONGFENG Motor Group)と合弁で設立したジョイントベンチャーで開発された初のSUVだという。

ボディサイズは全長4.26×全幅1.79×全高1.56メートル。おなじく北京モーターショーで発表されたDS 6WRが全長4.55×全幅1.86×全高1.61メートルという公表値なので、ひとまわり小さい。ホイールベースもDS 6WRの2.73メートルにくらべて、8cmほど短い2.65メートルだ。

デザインは、ヘッドライトからシトロエンのコーポレートマーク“シェブロン”までつづくクロームのライン、ルーフレールからつづくようなレイアウトのCピラーにあしらわれた太いクローム、3Dエフェクトのテールライトなど、最近のシトロエンモデルらしい特徴がもちいられる。

パワートレーンには、スタート&ストップ機能が付いた最高出力160psのTHP160ガソリンエンジンに、最新式のオートマチックトランスミッションをくみあわせ、高い環境対応性能を実現するという。また、プジョー・シトロエン開発の、トラクションコントロールを発展させた「グリップコントロール」機能をそなえ、駆動システムはFFでありながらも、雪道や泥などの悪路上における走破性を高めている。

C-XRは、コンセプトと付いているものの、中国工場で製造、市販化されるDS 6WRの弟分としてリアリティの高いモデルだ。中国市場のみか世界展開するかも不明だが、発売されればシトロエンのSUVラインナップ拡充に貢献する一台となりそうだ。

           
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