新型MINIにJCWコンセプトが早くも登場|MINI
MINI John Cooper Works Concept
ミニ ジョン・クーパー・ワークス コンセプト
新型MINIにJCWコンセプトが早くも登場
MINIは1月に開催されるデトロイトモーターショーに、新型「ミニ」のホットバージョン「ジョン クーパー ワークス」をコンセプトモデルとして出展する。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
エアロダイナミクス向上のためスポーティなルックスをまとう
11月18日、MINIの生みの親ともいわれるアレック・イシゴニスの107回めの誕生日に発表された、新型MINI。直後に開催された東京モーターショー、ロサンゼルスモーターショーにおいて一般公開されたばかりの、3代目MINIにはやくもジョン・クーパー・ワークスが手掛けたコンセプトモデルが登場する。そのお披露目の場は、1月のデトロイトで開催される北米国際オートーショー(NAIAS)だ。
ミニ ジョン・クーパー・ワークス コンセプトは、ブライト ハイウェイズ グレーのボディに赤いルーフ。ボディペイントは細かいヘアラインが走り、ソリッド感を印象づける。JCWらしくボンネット先端からルーフを通り抜けリアエンドまで一直線にひかれるストライプは、ボンネットおよびリアはチリレッド、ルーフはホワイトのコントラストで配される。
ベースモデルで改善したエアロダイナミクスをより向上させるべく、JCWエアロダイナミクスキットがとりつけられい、全体がダイナミックでスポーティに仕上がっている。新型MINIではフォグランプが取り付けられる場所は赤いアクセントで強調された大きなエアインテークに、台形のフロントグリルはクロームにかわりブラックで縁取られる。
また、専用のサイドスカートやルーフスポイラーが採用され、さらに、高速走行時の空力バランス向上のため、Cピラー後端にフィンが取り付けられた。足元には新デザインの18インチ ジョン・クーパー・ワークス ライトアロイホイールがおごられる。
リアアンダーにはディフューザーをそなえ、センターからはJCWスポーツ エグゾースト システムをサイレンサーに内蔵したツインテールパイプがつき出している。そのエンド部分はクロム加工がほどこされ、JCWのロゴがあしらわれている。
新型MINIは、ボディサイズが先代とくらべて98mm長く、44mm広く、7mm高くなり、軽量化も果たしている。そのためにミニの特徴ともいえる“ゴーカート フィーリング”がより強調されたという。ジョン・クーパー・ワークスでは、この進化した素材をもとに、パワフルなエンジン、ハイパフォーマンスなシャシー、エアロダイナミクスをもちいて、さらにその走りを昇華させると謳う。
このコンセプトはおもにデザインスタディとされるようで、スペック等の詳細はまだ発表されていないが、今後が気になる1台になりそうだ。