270馬力のRCZ Rを発表|Peugeot
Peugeot RCZ R|プジョー RCZ R
270psを誇る、超ド級のRCZ
RCZ R グッドウッド出走
最高出力199kW(270ps)、0-100km/h加速6秒以下、CO2排出量はわずか145g/km。モータースポーツ部門 プジョー スポールによる競技車両「RCZ プジョースポール」のノウハウをいかした超ド級のロードカー、「RCZ R」が、グッドウッド フェスティバル オブ スピードに登場する。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
プロダクションモデルを先行公開
プジョーの1.6リッターエンジンにツインスクロールターボを組みあわせ、パリモーターショーに出展されたコンセプトモデルよりさらに10ps高い270psの最高出力を発揮する、プジョー「RCZ R」が、9月のフランクフルトモーターショーでのワールドプレミアに先駆け、グッドウッド フェスティバル オブ スピードで先行公開される。
発売は2014年初頭を予定。リッターあたり170psの出力は、世界最高水準のエンジンだ。トランスミッションは6段マニュアル。最高速度は250km/hに制限される。
重量は通常の「RCZ」の200psモデルから、17kg減少の1,280kgとなり、ウエイトパワーレシオは4.7kg/psを達成した。
「RCZ R」の外観でまず目をひくのは、ダウンフォースを高めるべく、通常モデルの可動式から、固定式へと変更された、大型のリアスポイラー。そして、マットブラックで塗装された特徴的なルーフアーチだ。
Rの文字がはいった19インチホイールは、ツートーンで、Peugeot Sportと記された赤いブレーキキャリパーの冷却を目指したデザイン。
さらに、パフォーマンスの向上にあわせて再設計されたことで、左右2本出しになったテールパイプはクロームで仕上げられる。ちなみにこの見直しによって、室内に入り込む排気音も、より刺激的なものになったようだ。
フロントは、ヘッドランプがマットブラックでブラックアウトしているほか、グリルのPeugeotの文字が赤に変更。そしてグリルのサイドにRのバッヂが追加された。
インテリアは黒を基調に、赤いステッチが入る。Rの文字が浮き上がっているようにみえるプレートを装着したシートはナッパレザーとアルカンターラだ。センターコンソールには4つのネジでとめられたRのプレートを装着する。
重量|1,280 kg
エンジン|1.6リッター 直列4気筒 ツインスクロールターボ
最高出力| 199 kW(270ps)/ 6,000 rpm
最大トルク|330Nm / 1,900-5,500 rpm
トランスミッション|6段マニュアル
駆動方式|FF
タイヤ|235/40R19
0-100km/h加速|5.9 秒
最高速度|250 km/h(リミッター作動)
燃費(NEDC値)|6.3 ℓ/100km
CO2排出量|145 g/km