アキュラ 新型MDXを米国でワールドプレミア|Honda
Acura MDX|アキュラ MDX
アキュラ 新型MDXを米国でワールドプレミア
ホンダのアメリカ現地法人アメリカン・ホンダモーターは、現在開催中のニューヨークモーターショーで、同社のアキュラブランドで販売する「MDX」の量産モデルをワールドプレミアした。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
2WDモデルも登場
アメリカにおいてアキュラ ブランドで展開するラグジュアリーSUVで、1月のデトロイドショーでプロトタイプが公開された「MDX」の量産型が、ニューヨークモーターショーで初公開された。
今回のモデルより、従来の4WDモデルにくわえ、2WDモデルをあらたに追加されているというのが大きなニュースだ。搭載されるのは3.5リッターのV型6気筒直噴SOHC「i-VTEC」エンジン。最高出力290ps、最大トルク362Nmを発生する。このエンジンは、状況に応じて、使用気筒数を6気筒と3気筒に切り替える可変シリンダーシステム(VCM)を採用しており、燃費は4WDモデルで11.2ℓ/100km、2WDモデルでは10.2ℓ/100kmを記録する。
また、完全新設計の軽量化シャシーを採用。先進軽量素材を55パーセント以上使用し、従来モデルとくらべて125kgもの軽量化を達成しているという。
エクステリアには、高い視認性や広い照射範囲をあわせもち、ライトの点灯時、非点灯時ともに「宝石のように輝く」というデザインを採用した、「ジュエルアイ LEDヘッドライト」を装着。インテリアには2列目シートにおけるワンタッチウォークイン機構やロングスライドシートを採用することにより、3列目シートへのアクセスや2列目シートのレッグスペースを大幅に改善しているほか、空調やオーディオなどを直感的に操作できるタッチパネルスクリーン「オンデマンド マルチユーズ ディスプレイ」を搭載した。
このほか、低速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)やレーンキープアシストシステム(LKAS)などの先進安全装備にくわえ、次世代の通信技術「アキュラリンク」など多くの最先端のテクノロジーを搭載している。
新型MDXは全米で2013年中頃より販売を開始するという。