デトロイト現地リポート|HONDA
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月5日

デトロイト現地リポート|HONDA

HONDA|ホンダ

ホンダ 好調な北米でコンパクトSUVを公開

事前情報のとおり、「アーバンSUVコンセプト」という全長4.3メートルのクーペのようなルーフラインのSUVを発表したホンダ。2012年の好調を維持できるか? デトロイトモータショーを取材した島下泰久氏のリポートが到着!

Text by SHIMASHITA Yasuhisa

2017年には600万台を目指す

一昨年の不振から脱して、2012年は北米市場のホンダにとって大豊作の年となった。「シビック」、「アコード」、「CR-V」の主力3モデルが販売台数トップ10にランクインするなどセールスが好調に推移したのである。そのうちシビックは昨秋大幅な改良がおこなわれ、「アコード」、「CR-V」はデビューしたばかり。今年もその勢い、キープできる可能性は十分あると見てよさそうだ。

そんなホンダのワールドプレミアは、その名も「アーバンSUVコンセプト」。ジェネレーションYなどと括られる23~37歳前後の若いカスタマーをターゲットと見据えたコンパクトSUVのプロトタイプである。

車体寸法は全長4.3メートルと「CR-V」よりもひとまわり小さめ。クーペライクな意匠を採り入れたスタイリングは飛び切り新鮮とは言わないが、それなりに訴求力はありそうだ。

URBAN SUV CONCEPT|アーバン SUV コンセプト

URBAN SUV CONCEPT|アーバン SUV コンセプト

この「アーバンSUVコンセプト」は、ホンダのグローバルコンパクトカー戦略の中に組み込まれている。次期「フィット」も含む、このグローバルコンパクトカーは、2016年には現在のおよそ2倍の年間150万台の販売を計画。「アーバンSUVコンセプト」をベースとする市販車は、来春稼働予定のメキシコ新工場にて生産される予定となっている。

これを大きな力に、2017年にはグローバル販売600万台を目指す。プレスコンファレンスにてホンダの伊東孝紳社長は、そう宣言した。

           
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