ゴルフのSUV版ともいうべきスタイルが魅力──フォルクスワーゲンT-Rocに試乗|Volkswagen
CAR / IMPRESSION
2021年1月6日

ゴルフのSUV版ともいうべきスタイルが魅力──フォルクスワーゲンT-Rocに試乗|Volkswagen

Volkswagen T-Roc|フォルクスワーゲン ティーロック

気楽に、長く付き合えるクルマを探している人にお薦め

フォルクスワーゲンのSUVラインナップにおいて、「ティグアン」と「Tクロス」の中間に位置するコンパクトSUVとして2020年7月に発売された「T-Roc」。ゴルフのSUV版ともいえるスタイルと軽快な走りが魅力的な同モデルに試乗した。

Text by OGAWA Fumio
Photographs by MOCHIZUKI Hirohiko

予算が許すならTDI R-Lineを選びたい

フォルクスワーゲンのクロスオーバー「T-Roc(ティーロック)」は、ゴルフのSUV版ともいうべきスタイルが魅力的だ。エンジンはディーゼルのみ、ボディは全長4.2メートル強と扱いやすいコンパクトサイズ。気楽に、ただし長く付き合えるクルマを探している人に、薦めたい。
一見、ヨンクのように見えても、T-ROCはじつは前輪駆動。そのぶん車体は軽く、見かけによらず、カーブなどではくいくいと気持よく曲がっていける。2リッター4気筒ディーゼルエンジンは110kW(150ps)の最高出力と、350Nmの最大トルク。エンジン回転が2500rpmを超えるあたりから、かなり力強い加速が味わえる。
見た目は、オフロードを得意とするかのようでも、実際は上記のように、がんがんという感じでエンジンを回して走るときに、もっとも真価を発揮する(ように思える)。そこが面白い。
このエンジン、低回転では、フィールがややザラザラしているし、ディーゼル独特のガラガラという音質も多少気になるのは事実。でも、速度を上げていくと、キャラクターががらりと変わる感じだ。それに合わせて、こちらの好感度もぐんとアップする。
カーブを曲がるときの動きも、車体はそんなに傾かないし、ステアリングホイールはしっかりしているし、エンジン回転を少々高めに保っていればアクセルペダルの踏みこみに対する加速の応答性もいいしで、なかなかに楽しい。
試乗したのが、「TDI R-Line(アールライン)」という最上級仕様で、電子制御式ダンパーを組み込んだ「アダプティブシャシーコントロール」を搭載。足まわりの印象がいいので、予算が許すなら、この仕様がお薦めだろうか。
速度域が高くなると、どんどん魅力が増していく。そこはドイツ車だなあと感じさせる。街中だけでなく、ゴルフでもマリンスポーツでもキャンプでも、ちょっと遠出をする人には、T-ROCはいいパートナーになるのではないかと思う。
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