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CAR /
IMPRESSION
2022年3月8日
新型トヨタ ヴォクシーに試乗──走りと快適性が大幅に進化|TOYOTA
TOYOTA NOAH|トヨタ ノア
TOYOTA VOXY|トヨタ ヴォクシー
新型トヨタ ヴォクシーに試乗──走りと快適性が大幅に進化
2022年1月にフルモデルチェンジを受けたトヨタのミニバン「ヴォクシー/ノア」。最新のプラットフォームを採用し生まれ変わった同モデルにさっそく試乗した。
Text by OGAWA Fumio|Photographs by MOCHIZUKI Hirohiko
従来モデルよりスムーズな発進と加速の実現
日本ではエグゼクティブにウケているというミニバン。トヨタ アルファード・シリーズの人気はその証左である。それよりひとまわりコンパクトなノアとヴォクシーが、2022年1月にフルモデルチェンジ。ターゲットはファミリーといいつつ、ちょっとしたエグゼクティブ気分も味わえるので注目したい。
ノアとヴォクシーは、全長4695mmのボディ。そこに3列シートを並べて、最大8人の乗車の可能にしている。OPENERSとして勧めたいのは、2列目が独立した、いわゆるキャプテンシートの仕様。
2列目シートは前後に745mmもスライドが可能。さらにオプションで、足を載せられるオットマンとシートヒーター付きのリクライニング機構が選べる。アルファードと違って手動だが、それを別にすれば、期待以上にリラックスして乗っていられる。
開発者によると、「第2列にフルリクライニング機構が欲しい、というのは一般の女性のお客様を中心とした要望」だったとのこと。足を伸ばしても、フロントシートに爪先すら届かないほど広い。
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今回ここで紹介するのは、「現時点でもっとも売れ線」とトヨタ自動車の広報担当者が言うヴォクシーのハイブリッド。1.8リッターのガソリンエンジンに、トヨタ独自のハイブリッドシステムを組み合わせている。
特に新型では「バッテリーとモーターのパワーを上げ、従来よりスムーズな発進と加速の実現を目指しました」と、開発を指揮したトヨタ車体(このクルマの開発を担当)の黒栁輝治氏は語っている。
確かに、走り出しからスムーズで、印象は高速道路でも変わらない。強い加速はあまり得意ではないものの、流れに乗って走っているかぎり、路面の凹凸を丁寧に吸収するサスペンションシステムと、ダイレクト感の強いステアリングのおかげで、ドライバーは気分よく運転していられる。
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新しいプラットフォームを使い、上記のようなドライブフィールが味わえるのは、「(車型に関わらずどのモデルも)乗用車と同じように乗れるという、現在のトヨタ自動車のクルマづくりのポリシーに則って開発した結果です」。トヨタ車体で動的性能開発室に籍を置き、走行性能を担当した兼子正人氏の言葉である。