水野和敏氏、GT-R 2013年モデルを語る|Nissan
CAR / IMPRESSION
2014年12月24日

水野和敏氏、GT-R 2013年モデルを語る|Nissan


Nissan GT-R|日産 GT-R


水野和敏氏、GT-R 2013年モデルを語る



日産「GT-R」2013年モデルの試乗会にあわせ、“ミスターGT-R”こと水野和敏氏に、渡辺敏史氏がインタービュー。デビューから5年、水野氏が訴えつづけている“日本の匠の技”はどう反映されているのか。さらには、クルマを取り巻く環境や社会のニーズも急激に変化し、あたらしい技術も次々と導入されているなか、GT-Rはどこへ向かうのか。



Text by WATANABE Toshifumi






マルチパフォーマンス



発売当初からGT-Rは速さを追求するだけのスーパーカーではなく、さまざまな用途に使える“マルチパフォーマンス スーパーカー”であると水野氏は公言している。実際、オーナーからは水野氏の予想を超えたマルチパフォーマンスぶりを伝える声が寄せられるという。




完成度は8割程度



GT-Rは世界の技術トレンドリーダーであるべきだと、水野氏は強調する。それは、決してニュルのタイム表を更新するという意味ではなく、はるか先を見越したパッケージング設計にあるという。GT-Rの未来像とは。






“GT-R”であること



GT-RにはGT-Rであるための掟があり、それを守りつつトレンドリーダーとして、クルマのあるべき姿を提示しつづけなければならないという。そのために壮大なロードマップがあり、まだまだその過程にあるというのだ。



理性と本能



水野氏は、比較すべき相手がいないという状態が大事であり、それこそが世界のリーダーであることの証であるという。そして比較論に甘んじているうちには感動を呼び起こすものはできないとも言う。