本物を知る2人が語る、エクストレイルという選択。タフネスとエレガンスを兼ね備えた本格SUVの真価
CAR / FEATURES
2025年12月8日

本物を知る2人が語る、エクストレイルという選択。タフネスとエレガンスを兼ね備えた本格SUVの真価

Presented by NISSAN

ワインディングで知る、真の実力

 
箱根ターンパイクに到着すると、島下さんにそう促されて、窪川さんはエクストレイルのドライバーズシートに収まった。e-4ORCEを搭載したエクストレイルで、ワインディングロードを走るのは初めてだ。
 
 
「本当にスムーズですね。いま比較的急な坂道を上っていますが、登坂している感覚すらないですね」。窪川さんの驚きには理由がある。モーターは低回転域から強いトルクを発揮するため、斜度がきつい登りが続くターンパイクでも、エクストレイルは力強く、そして静かに駆け上がっていく。
 
 
「力があって、エンジン音もうなりません。クルマが涼しい顔をして走っているようで、これには新鮮な喜びがありますね」と島下さん。これまで数え切れないほど多くのクルマを試乗してきた島下さんにとっても、この滑らかさと静かさは印象的だったという。
 
 
島下さんに促され、窪川さんはドライブモードセレクターをひねり、スポーツモードに切り替えた。「今までも十分だと思っていたのですが、さらに滑らかで、力強さも増しましたね」。「ぜひ、一度アクセルを抜いて、再び踏み込んでみてください」という島下さんの言葉に従うと、トルクがすぐに立ち上がる感覚に窪川さんは驚く。電気モーターならではのアクセルレスポンスの速さゆえだ。
 
 
「街中でお話ししたように、4つのタイヤを緻密に制御することで、ドライバーがステアリングを切るだけで、クルマが駆動力を最適に配分してくれるんです」と島下さん。だから、流れるようなコーナリングが実現する。「あまりにもスムーズに走れるので運転がうまくなったような気がしますが、見えないところでクルマが自分の操作をサポートしてくれているんですね」と窪川さんは顔をほころばせる。
 
「過度にサポートを主張するのではなく、黒子に徹して気持ちいい運転をさせてくれるのがe-4ORCEの特徴なんです」と島下さんが応える。
 
 
この技術の恩恵が得られるのは、晴天のワインディングだけではない。「雨や積雪路のように路面が滑りやすく走行条件が悪いときこそ、e-4ORCEの恩恵を感じます。電気モーターは応答が速く、コンマ何秒という単位で緻密に制御する。だから、天候が急に変わったとしても、ドライバーの心は平穏のままで思い通りに走れる。それが安心感につながるんです」
 
島下さんのこの言葉こそが、エクストレイルの魅力の本質を捉えているのかもしれない。
 
 
窪川さんにとって、スキーやスノーボードは今も続けている趣味だ。「エクストレイルなら、雪道でも安心して山道に行けますね」。かつてスキー場の駐車場で見かけたエクストレイルは、今も変わらず信頼できる相棒として進化を続けている。
 
「e-Pedal Stepも試してみませんか?」という島下さんの提案で、窪川さんはe-Pedalのボタンを押した。アクセルペダルの操作だけで加減速を可能にするe-Pedal Stepの運転のしやすさに、窪川さんは感心する。「ターンパイクのようなワインディングロードでもブレーキをほとんど踏んでいません。ペダルを踏み換える頻度が低いからとても楽ですね。制御が巧みゆえ、前後Gが急激に立ち上がることなく、あらゆる挙動がまったく違和感なく繋がる。助手席や後席でも快適なのは、e-4ORCEによる緻密な車両制御によるものだ。

豊かさをもたらす実用性

 
ターンパイクのビュースポットである大観山で小休止をとる2人。東に相模湾、北西に富士山を一望できる絶景を楽しんだ後、窪川さんは思い出したようにこう言った。
 
「仕事柄、旅先などで出合ったインテリアアイテムを持ち帰ることが多いので、荷室容量も気になります」
 
 
そう言って、窪川さんはエクストレイルのリアゲートを開けた。エクストレイルには、足をかざすだけでリアゲートをオープンできるハンズフリーバックドアが備わるから、荷物で両手がふさがっているような状況でも難儀することはない。また、575リッターの広大な空間は、9.5インチのゴルフバッグを4個まで収納可能。AC電源も装備され、アウトドアで電気機器が使用できる。
※2列シート車、セカンドシート標準時。ラゲッジアンダースペースを含む容量となります。ウエストラインまでのラゲッジルーム容量(VDA方式)。
※ゴルフバッグの形状・大きさにより収納できない場合がございます。
 
「小さな家具なら運べそうです。一点物の椅子とか、気に入った焼き物を見つけた時も助かりますね」
 
 
島下さんも同感だとうなづく。「僕は自然の中で自転車に乗る趣味があるのですが、年に何度も行くわけではない。ただ、行きたくなったらいつでもクルマに自転車を積んで、走りに行ける。その可能性を持っているだけで、心が豊かになります」

タフさと洗練性が叶える、シームレスな日常

 
帰路、一日の体験を振り返りながら、2人はエクストレイルの魅力を語り合う。
 
「エクストレイルらしいタフさを残しながらも、デザインが洗練されているから、ジャケットを着て高級ホテルに乗り付けることもできるSUVですね」と島下さん。かつてSUVはレジャー専用というイメージが強かったが、エクストレイルはタフさと洗練性を兼ね備えることで、その境界を曖昧にした。
 
「普段はラフに乗り、必要な時は洗車してフォーマルな場にも行ける。その使い分けができるのが魅力なんですね」と窪川さん。この柔軟性こそが、エクストレイルを選ぶ理由になるという。
 
「天候やロケーションに左右されず、どこにでも行ける。その安心感もいいですね」と窪川さんは続ける。軽井沢のセカンドハウスへの道のりも、雪の日や悪天候の日に心強い相棒となる。
 
 
タフさと洗練性。力強い走りと上質な快適性。相反する要素を高次元で両立させることで、エクストレイルは都市での日常使いから、週末の冒険まで、一台で完結させることができる。それは、本格SUVとして積み重ねてきた歴史と、マイナーチェンジで磨きをかけた上質さが融合したからこそ実現した価値である。2人が一日かけて体感したのは、そんなエクストレイルの懐の深さだった。
 
Nissan X-TRAILl G e-4ORCE 
全長×全幅×全高|4,690×1,840×1,720mm
ホイールベース|2,705mm
駆動方式|4WD
車重|1,880kg
乗車定員|5名
ボディカラー|カーディナルレッド
内装色|ブラウン
オプション|
ルーフレール+パノラミックガラスルーフ(電動チルト&スライド、電動格納式シェード付)
アダプティブLEDヘッドライトシステム(オートレベライザー付)
BOSE Premium Sound System (9スピーカー) 
ナッパレザー(抗菌仕様)
235/55R19 101Vタイヤ&19インチアルミホイール、
クリアビューパッケージ(リヤLEDフォグランプ〈運転席側〉)
サスペンション前|マクファーソン・ストラット
サスペンション後|マルチリンク[芳古2] 
エンジン|1,497cc 直列3気筒DOHCターボ
最高出力|106kW(144PS)/4400―5000rpm
最大トルク|250N・m(25.5kgf・m) /2400―4000rpm
モーター(フロント)| BM46 交流同期電動機
最高出力|150kW(204PS)/4501―7422rpm
最大トルク|330N・m(33.7kgf・m)/0―3505rpm
動力用主電池|リチウムイオン電池
モーター(リア)|MM48 交流同期電動機
最高出力|100kW(136PS)/4897―9504rpm
最大トルク|195N・m(19.9kgf・m)/0―4897rpm
動力用主電池|リチウムイオン電池
ブレーキ前後|ディスク式
タイヤ前後|235/55R19 101V
メーカー希望小売価格|494万6700円(消費税込)
 
 
島下泰久/Yasuhisa Shimashita
1972年生まれ。国際派モータージャーナリストとして年間十数回の海外取材を敢行し、試乗台数は年間延べ200台近くにも及ぶ。雑誌、webなど幅広いメディアへ寄稿するほか、YouTubeチャンネル「RIDE NOW」を主宰。2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、著書に『間違いだらけのクルマ選び』(草思社)、『クルマの未来で日本はどう戦うのか?』(星海社)などがある。
 
 
窪川勝哉/Katsuya Kubokawa
インテリアスタイリスト&プロップスタイリスト。クルマや家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深い。2002年独立し、小道具や撮影背景のスタイリングを担う、インテリア&プロップスタイリストとしてテレビ番組などのインテリアコーナーや、雑誌のインテリアページのスタイリングを手掛ける。ウインドウディスプレイや マンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手掛ける。
 
 
 
問い合わせ先

日産お客さま相談室
Tel.0120-315-232(9:00-17:00、12/31-1/2を除く)

 
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