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2025年12月8日
日産エクストレイル、マイナーチェンジでバリエーションが拡充
NISSAN|日産 エクストレイル
日産自動車は、SUV「エクストレイル」のマイナーチェンジを実施した。今回の改良は、内外装の質感向上や最新のインフォテインメントシステムの搭載に加え、新グレード「ROCK CREEK」を設定。さらに走行性能を高めた「エクストレイル NISMO」とともに、多様なニーズに応えるラインナップが取り揃った。
Text by WASEDA Kosaku
さまざまなシーンに対応したバリエーションを用意
今回のマイナーチェンジで、まず目立つポイントはエクステリアの変更だ。横桟調のフロントグリルや常時点灯するデイタイムランニングランプの採用により、上質感が高められた。インテリアではインストルメントパネル上部をブラックに変更し、洗練された印象を演出。全席のUSB電源ポートをTYPE-Cに統一するなど、現代的なアップデートが行われた。
先進技術面では、日産として国内初となるGoogle 搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムを採用。Google マップ、Google アシスタント、Google Playストアが利用できる。また、3Dビューとインビジブルフードビュー機能を備えた「インテリジェント アラウンドビュー モニター」も国内初搭載し、安全性も向上した。
なかでも特筆すべきは、グレード展開が拡がり、さまざまなユーザーにとってぴったりのエクストレイルが選べるようになったところだ。
「AUTECH」は、多様なカスタムカー製作で培ったクラフトマンシップを継承し、スポーティでありながら高級感を纏ったブランドライン。素材の細部にまでこだわるユーザーに向けた「プレミアムスポーティ」がコンセプトで、ブランド発祥の地・湘南茅ヶ崎の海と空をイメージしたブルーをアイコニックカラーとしている。






今回のマイナーチェンジでは、ベース車と同様にGoogle 搭載の最新インフォテインメントシステムや最新カメラ技術を搭載し、機能性がアップ。そして「セレナ」「ノート オーラ」に続き「エクストレイル」にも「AUTECH SPORTS SPEC」が新設定された。



「AUTECH SPORTS SPEC」は、車体への入力を効果的に減衰させるパフォーマンスダンパーを採用。プレミアムコンフォートタイヤとして定評のあるミシュラン PRIMACY4と組み合わせ、サスペンション仕様やパワーステアリング特性が専用にチューニングされている。
加速フィールを司るコンピュータの専用チューニングに加え、ドライブモード毎に前後駆動配分を最適化する「e-4ORCE」制御により、安心感の高いハンドリングと爽快で質感の高い乗り味を実現している。熟練のテストドライバーが徹底的に走り込みを行って仕立てたこのモデルには、開発陣の想いを込めた「TUNED BY NMC」の専用エンブレムがインテリアに装備されている。
新設定の「ROCK CREEK」は、初代モデルから受け継ぐ「タフギア」のDNAをさらに強調したグレード。アウトドアを好むユーザーに向けて、専用の内外装パーツと防水シートが標準装備となっている。






エクステリアはブラックを基調とし、溶岩をイメージした「ラバレッド」のアクセントを配した専用フロントグリル、フロントバンパー、アルミホイールを採用。SUVとしての力強さと存在感を際立たせるデザインに仕上げられた。



インテリアも全体をブラック基調でまとめ、シート、ドアトリム、インストパッド、ステアリングなど随所にラバレッドのアクセントを配置。防水シートの採用により、アウトドアシーンで役立ちそうだ。泥や水濡れを気にせず使用できるため、キャンプやマリンスポーツなど、アクティブなライフスタイルにぴったりの仕様だ。
ボディカラーには、キャニオンベージュとスーパーブラックを組み合わせた日産新色の2トーンを「ROCK CREEK」専用色として設定。全7色のカラーバリエーションが用意されている。
そして走りを求めるユーザーには「エクストレイル NISMO」が用意されている。
「情熱体験をもたらすグランドツーリングSUV」をコンセプトに開発された「エクストレイル NISMO」は、「より速く、気持ち良く、安心して走れる車」というNISMOロードカーの思想を体現したモデル。レース技術のノウハウを活かした空力性能と、専用チューニングによる走行性能の高さが特徴だ。
シャシー面では、カヤバ製Swing Valveショックアブソーバーを日産モデルとして初採用し、SUV特有のボディモーションを抑制しながら快適な乗り心地を実現。電動駆動4輪制御技術e-4ORCEは「NISMO tuned e-4ORCE」として専用チューニングを施し、リヤタイヤの駆動力配分を増やすことで旋回加速時の高いライントレース性を実現した。タイヤにはミシュラン PILOT SPORT EVを採用し、20インチ化とリム幅の拡大により操舵応答性を向上させている。







エクステリアは、NISMOらしさとSUVの機能性を両立。グリル上部のダーククロムアクセント、バンパーロアフィニッシャーのNISMOロゴなど、一目でNISMOと分かる意匠があしらわれている。





インテリアは黒を基調に随所にレッドアクセントを配し、上質さとスポーティさを両立。オプションで「NISMO専用チューニングRECAROスポーツシート」も用意し、コーナリング時の高いホールド性とパワーリクライニング、シートヒーターによる快適性を併せ持つ。
今回のマイナーチェンジにより、エクストレイルは「ROCK CREEK」「NISMO」「AUTECH」など多彩なバリエーションが出揃った。
週末は山や海でアクティブに過ごしたいなら「ROCK CREEK」、ワインディングロードでの走りを追求するなら「NISMO」、上質な日常を求めるなら「AUTECH」と、それぞれのライフスタイルに寄り添う一台が必ず見つかるはずだ。
マイナーチェンジしたエクストレイルは人生をもっとアクティブに、もっと豊かにしてくれるパートナーのような存在になるかもしれない。自分に合った一台を見つけて、新しい冒険に出かけてみてはいかがだろうか。
問い合わせ先
日産お客さま相談室
Tel.0120-315-232(9:00-17:00、12/31-1/2を除く)
http://www.nissan.co.jp/
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