ライフアチーバーが語るベントレーの魅力──歯科医師 栗林研治先生×ベントレーコンチネンタルGT V8|Bentley
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2020年12月9日

ライフアチーバーが語るベントレーの魅力──歯科医師 栗林研治先生×ベントレーコンチネンタルGT V8|Bentley

Presented by BENTLEY

Bentley Continental GT V8|ベントレー コンチネンタルGT V8

「乗っているあいだをどう楽しませるか」を考え抜いてつくられたクルマ

「ライフアチーバー」なる言葉がある。オン・オフのいずれにおいても妥協することなく、つねに人生の新たなるステージを目指して進化をつづける人たちのことだ。彼らのなかには、なぜかベントレーのファンが多い。妥協することなく進化しつづける姿に共感するからなのかもしれない。本特集では、クルマ好きのライフアチーバーとして最先端の歯科医療に取り組むデンティストをキャスティング。前編では、千葉・新浦安で「栗林歯科医院」を経営する歯科医の栗林研治氏が、ベントレー「コンチネンタルGT V8」の魅力を語る。

Text by OGAWA Fumio|Photographs by MAEDA Akira

内装のひとつひとつのディテールに思わず見入ってしまう

ベントレー・コンチネンタルGT V8には、仕事のスキルが高いビジネスパースンに好まれる傾向に? 2020年夏から待望の日本でのデリバリーが始まった英国製ラグジュリークーペは、骨太のクルマづくりのコンセプトと、繊細とまでいえる細部への気配りとで、早くも多くの人を魅了しているようだ。
コンチネンタルGT V8に大いなる魅力を感じているひとりが、千葉・新浦安で「栗林歯科医院」を経営する、歯科医の栗林研治氏。クルマは仕事(と家庭生活)における必需品だそう。
東京・神楽坂の自宅から、上記の仕事場まで通うのはクルマ。ウィークエンドに家族と出かけるのもクルマ。「ドライブは仕事の疲れに対する一種の清涼剤ですし、家族との時間を盛り上げてくれる大事なツールともいえます」
そう語る栗林氏だけに、クルマに求めるものは明確だし、乗りこんですぐの感想は、「各部がきれいに仕上げてありますね」という的確なものだった。
「歯科医師はものづくりの技術者でもあるのですが、ひとつひとつのディテールに思わず見入ってしまいますね。深い光沢感のあるウッドパネルの美しさにしても、インパネやステアリングのステッチにしても、レザーシートやドアパネルに施された精緻な刺繍にしても、クラフツマンシップを感じます」
今回、ここで紹介するコンチネンタルGT V8の内装には、ピアノブラックという光沢ある黒で塗装されたウッドパネルが張られており、クローム仕上げの操作類とまるで楽器のような美しいコントラストを生み出していた。
ウッドパネルは色彩の美しさを追求していて、厳しい審美眼にも耐えられる、とベントレーでは仕上げに自信を持つ。たとえばアメリカンレッドガム。2年間の調査の後にミシシッピの湿地帯で見つけ出された木を使う(ベントレーでは自然の倒木のみと自主規制)。まさに古楽器のような深い色が特徴だ。
ダイヤモンド・イン・ダイヤモンドと呼ばれる、二重の菱形のパターンの刺繍がドアの内張りやシートにほどこされているのも、いまのベントレー車の素晴らしい仕上げである。この刺繍を可能にするため、ベントレーでは専用のミシンを特注したという。
「それにしても、ウッドパネルがインパネからドアまで一体化するように曲面で構成されている部分など、どうやってつくっているのだろうと感心させられます」
これら内装は、イングランド北西部のクルーにあるファクトリーで、何千人もの熟練した職人が手作業で製造しているという。栗林氏が指摘したキャビンを大きな環のように囲む造型のウッドパネルは、世界中の木材が選べるし、仕上げも自由度が高い。共通しているのは、「72時間硬化された後、ラッカー塗装と磨き上げの作業を5回繰り返され、自然の美しさを活かした仕上がり」(ベントレー)だ。

乗る人を招き入れ、歓迎し、そして、走りでもって楽しませる

コンチネンタルGT V8で都心を軽快にクルーズしながら、「乗っているあいだをどう楽しませてくれるか、ベントレーではそれを考え抜いてクルマをつくっているなあと感じました」と、栗林氏は笑顔で感想を述べてくれた。
栗林氏の医院経営におけるモットーは、「患者様の気持ちに寄り添いながら安心して受診いただける環境づくりに取り組むことです」という。虫歯や根管治療、歯周病治療、歯列矯正や噛み合わせ(咬合治療)、入れ歯やブリッジ、インプラントと、それぞれの分野で各専門医と連携をした治療環境を提供している。
そのためには、医院のファサードにはじまり、待合室の雰囲気、治療室の居心地のよさも大事で、香り、照明、音楽にいたる総合的な環境づくりが、患者の安心につながると、栗林氏は考える。私たちも、思い起こせば、歯科医院で気にするところでもある。
栗林氏は、コンチネンタルGT V8の、乗る人を招き入れ、歓迎し、そして、走りでもって楽しませる。心を浮き立たせる一連のもてなし感覚に、自身の医院に通じる考えを見出し、強い印象を受けたということだ。
同時に、ボディ全体のスタイリングから、細部にいたるまでのデザイン性の高さと、各パーツの作りのよさ。これらもたいへん重要な要素と栗林氏は感じたという。
「先ほどもお話ししたとおり、歯科医もモノづくりが職業で、いまは口の中を光でスキャニングして、3Dプリンターでもって、入れ歯を作る時代です。大事なのは、見た目と機能、どちらいっぽうに寄ってしまうのでなく、両立させることなんです。難しいことですけれど、これを追求しないと、満足してもらえる”歯”は作れません」
これらも、バランスと両立だ。ベントレーも、古典的な価値観とエッジの効いた最新技術の両立に長けている。ひとつはボディパネル。そこにはゆがみがない。
重いプレス機を使ってのパネルづくりは、たいへんコストがかかる。そしてパネルの組み付けにおいて、隙間を可能な限り小さくして、ぴっちり合わせるのは、一種の熟練作業である。
はたして、一級のワイングラスを思わせる曲面と、それでいてどこかで人の手が入ったような、名人の手がける磁器のような、微妙な温かみが車体で実現している。ボディの線と面は複雑な美をかたちづくっていて、見飽きることがないほどだ。
「今回、初めてベントレーに乗ったのですが、このコンチネンタルGTを運転していると、伝統やつくり手の思いが感じられるプロダクトは、使っていると豊かな気持ちになれるんですね。匠が手掛ける万年筆とか時計もそうじゃないですか。歯と同様にしっかりとメインテナンスして長く大切に愛用していくことでさらに愛着が湧く。コンチネンタルGTには、そんな価値観を感じました」
オン・オフを問わず、毎日のようにクルマに乗るという栗林氏。運転している時間が好きなのだそうだ。
「毎日、ひとりひとりの患者さんと向き合う責任のある仕事をしているのですが、コンチネンタルGTが愛車になったら、仕事の疲れも癒やされるだろうし、車窓の何気ない景色も変わって見える気がします。僕にはまだ子どもがいないのですが、将来、息子ができたら、2人でロングツーリングを楽しみたいと思いました。重厚なエンジンサウンドや気持ちのいい加速感など、コンチネンタルGTならではのワクワク感を味わわせてあげたいし、内装にしても、つくり手の思いが込められたいいモノに接する経験を小さいうちからさせてあげたいですね」
ライフアチーバーがベントレーを選ぶ理由は、栗林氏のこうした言葉からもうかがい知ることができるだろう。

白洲次郎を通してベントレーに興味を持った

「ベントレー車を知って思うのは、正しい道と自分が信じる道を進んでいくことこそ重要ということです。私がベントレーに興味を持ったのは、かつて敗戦後の日本において、連合国軍占領下で吉田茂の側近として活躍した白洲次郎(1902-85年)が気に入っていたクルマだったと読んでからです」
伝説的な人物、白洲次郎は「日本もますます、国際社会の一員となり、我々もますます外国人との接触の機会が多くなる。西洋人とつき合うには、すべての言動にプリンシプルがはっきりしていることは絶対に必要である」などと、国際的視野で敗戦後の日本人に説いた(「プリンシプルのない日本」より)。
栗林氏は、歯の治療は日本人1億人を相手にするだけでは足りない、と考えている。「私は世界の77億人に認められたい」という思いを持って、これまで、虫歯と歯周病はスウェーデン、噛み合わせはウィーン、審美治療は米国と、各国を回って研究してきたそうだ。
「すぐれた考え方には積極的に触れるべきだと考えたからです。たとえば、ヨーロッパでは、歯の治療では歯だけを診ていない。食事、睡眠、そして患者の精神状態、すべてを加味して歯の治療をしていきます。日本では認められていない考え方でも、私はそれを信じて勉強してきたんです」
白洲次郎やベントレーに接して、栗林氏が、我が意をえたり、と思ったのは、まさに筋を通した生き方、核を見失わないモノづくりの思想だったのだ。
ベントレーは、古典的と言われることがあっても、ヒストリーを感じさせるデザインを大切に、時代に合わせて少しずつ進化させることで、他に類のない世界を作りあげるのに成功している。なので、栗林氏がコンチネンタルGT V8の車内に体を落ち着けたとき、まず感じるのは、ひょっとしたら、同胞意識かもしれない。
クルマと人とが同胞というのはおかしい。でも、ベントレーの製品には、すべてにわたって、人間くささがあるのだ。550psの最高出力と770Nmの最大トルクを持つ4リッターV型8気筒ツインターボエンジンに、アクティブ全輪駆動システムと、アダプティブサスペンションと、テクノロジーは最先端。
医療法人社団 栗林歯科医院理事長 栗林研治氏
コンチネンタルGT V8は、しかしながら、単なる工業製品を超えている。望めば、忙しいなか気持がほぐれるような乗り心地を味わえるし、あるいは、静止から100km/hまで4秒フラットしかからない驚くほどの加速が体験できる。
長距離用グランドツアラーでありながら、スポーツカーとしても高い水準にある、コンチネンタルGT V8の芯には、クルマづくりの流儀を曲げない、確固たる精神が存在するのかもしれない。

Spec

Bentley Continental GT V8|ベントレー コンチネンタルGT V8

  • ボディサイズ|全長4,880×全幅1,965×全高1,405mm
  • ホイールベース|2,850mm
  • 車両重量|2,200-2,650kg
  • トレッド|前1,670mm 後1,665mm
  • 最小回転半径|5.85m
  • エンジン|3,996cc V型8気筒ツインターボ
  • 最高出力|404kW(550ps)/5,750〜6,000rpm
  • 最大トルク|770Nm/2,000〜4,500rpm
  • トランスミッション|8段 DCT
  • 駆動方式|AWD
  • タイヤ|前265/45ZR20 後295/40ZR20
  • 0-100km/h加速|4.0秒
  • 最高速度|318km/h
  • 車両本体価格|2,547万6,000円
KURIBAYASHI Kenji|栗林研治
医療法人社団 栗林歯科医院理事長。2003年日本歯科大学歯学部卒業。2003年医療法人社団 歯聖会 田中歯科医院卒業。2009年New York University CDE Program卒業。同年 医療法人社団 栗林歯科医院開院。2014年 Medical University of Vienna卒業。2017年 東京西の森歯科衛生士専門学校 保存歯周学講師に就任。2018年 全国の歯科医院の経営・教育の両立を目指しサポートを行うMID-Gの理事に就任。「真の予防医学の推進」として、各界のスペシャリストとタイアップし、患者への真の予防の提供に取り組む。
https://www.kuribayashi-dc.com/
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Tel.0120-97-7797
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