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2021年9月28日
フィアット 500X クロスに乗って、アートと自然と美食を堪能する旅へ|FIAT
Presented by FIATFIAT 500X CROSS|フィアット チンクエチェントエックス クロス
フィアット 500X クロスに乗って、アートと自然と美食を堪能する旅へ
スタイリッシュなコンパクトカーでありながら、SUVのテイストも併せ持つ。フィアット 500Xは、二つの顔を持つクルマだ。得難い個性を持つこのクルマで、ともにファッションブランドに勤務するご夫妻が、箱根への小旅行へ向かった。
Text by SATO Takeshi|Photographs by MAEDA Akira
普通のコンパクトカーとは何かが違う
東名高速を都内から西へ向かうフィアット 500X クロス。ハンドルを握る村田裕平さんは、「予習をしてきたんですけど、写真で見た印象より大きかったことが意外でした」という第一印象を口にした。
一方、助手席に座る志穂さんは、「乗り心地がゆったりしています」と、快適性に感心している。見ても乗っても、このクルマは普通のコンパクトカーとは少し違うのだ。
村田さんご夫妻は、どちらも日本のファッションブランドに勤務しており、裕平さんは「WACKO MARIA(ワコマリア)」の広報、志穂さんは「MOUSSY(マウジー)」の商品企画を担当している。
裕平さんが、フィアット 500X クロスのデザインについての感想を続ける。
「僕は前職がグッチだったんですけれど、そのときにフィアットとグッチがコラボレーションして、フィアット 500 by Gucciというモデルを発表したんです。あれがものすごく格好よかったことが記憶に残っていて、あのデザインのテイストを残しつつ、室内が広くなっているという印象を受けました」
インテリアのデザインについて、志穂さんはこんな感想を残した。
「円のモチーフを反復したり、パネルをボディと同じ色にしたり、内装にもこだわっていることが伝わってきます」
本日の目的地は箱根。多忙になる前はいろいろな場所にドライブに出かけたというお二人だが、意外や箱根にはほとんど行ったことがないという。「だから今日は楽しみだったんですよ」と言いながら裕平さんはハンドルを切り、フィアット 500X クロスは東名高速から小田原厚木道路に入った。
初秋のさわやかな空気のなかで、1.3リッターの直列4気筒ターボエンジンの音が軽やかに響いた。
クリエイティビティを刺激する美術館へ
国道1号線で箱根の山を登りながら、裕平さんは「見た目は大きいと思いましたが、運転しているとコンパクトに感じますね。すごく運転がしやすい」という感想を口にする。確かに、時にはすれ違うのに気を使うほど狭くなる曲がりくねった山道を、すいすいと走らせる。
裕平さんは、「車幅の感覚がつかみやすいのがいいですね」と言ってから、もう一度「運転しやすい」という言葉を繰り返した。
こうして順調に箱根の山を登り、到着したのがこの日の最初の目的地である岡田美術館。2013年の秋にオープンしたこの美術館は、日本、中国、韓国を中心に、古代から現代までの美術品を常時約450点展示する。喜多川歌麿や伊藤若冲の貴重な作品を収蔵することでも知られる、展示面積5000㎡を超す大規模な美術館だ。
到着し、特別な許可を得て建物を背景に車両の撮影をしていると、志穂さんが「石畳が似合いますね」と、つぶやいた。
「ヨーロッパの石畳の上を走っている姿が想像できるデザインですね」
現代の日本画家、福井江太郎が手がけた美術館正面の壁画の圧倒的なスケールに感嘆してから、二人は5 階建ての館内を見てまわった。
裕平さんが勤める「ワコマリア」は、映画監督や写真家などとコラボレーションする、アーティスティックなアプローチの洋服づくりで知られる。葛飾北斎の春画をデザインソースにした事もある裕平さんは、熱心に北斎のコーナーに見入っている。
一方、江戸時代の琳派の繊細な風景画が好きだという志穂さんは、「初めて来た美術館ですが、興味のある作品が多くて、しかも広い空間にゆとりをもって展示されているので居心地がいいです」と、充実した時間を過ごしている。
見学を終えてからは、100%源泉かけ流しの足湯カフェで寛いで美術館の感想を伝え合いながら、正面の大壁画を眺める。ちなみに縦12メートル、横30メートルの「風・刻(かぜ・とき)」と名付けられた壁画は、琳派の源流とも言える俵屋宗達の代表作「風神雷神図屏風」を創造的に再現したものだ。構想を含めて5年の歳月をかけて、すべて手描きで制作された。琳派が好きだという志穂さんが、真剣な表情で見つめる。
庭園を散策してから、次の目的地へ向けてフィアット 500X クロスのエンジンを始動する。
アート作品が出迎える瀟洒なオーベルジュ
道中、仙石原のススキ野原の様子をチェックしながら、THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原へと向かう。車内では、村田家のクルマ選びの話題で盛り上がる。
裕平さんはちょっと古いクルマが好きであること。いまは免許を持っていない志穂さんも、いずれは取得する可能性があること。ポメラニアンとミニチュアダックスフンドのミックスである愛犬ジャスミンと一緒に出かけたいこと。
などなどについて話をしていたら、あっという間に本日ステイする、THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原に到着した。シックなエントランスに、フィアット 500X クロスが滑り込む。
館内に足を踏み入れた二人が真っ先に気づいたのは、至るところにアート作品が飾られていること。ピカソやシャガール、草間彌生など、色彩豊かな作品の数々を眺めていると、プライベートな美術館に招待されたかのような錯覚に陥る。
アート作品と並ぶこのオーベルジュの特徴は、全室に源泉掛け流しの温泉風呂が備わることと、美食。特に、ひらまつのネットワークを最大限に活用して全国から旬の食材を集め、ひらまつのイタリア料理を牽引してきた吉越謙二郎シェフが腕を振るうレストランは、舌の肥えた周辺の別荘族もうならせるほどレベルが高い。
料理を堪能したお二人は、「言葉にできないほどおいしい」と、感無量の表情だ。志穂さんが「アミューズからデザートまで、完璧でした」と語れば、裕平さんは「外で一緒においしいものを食べる時間が大事なんだな、と思い知らされました」と、感激が冷めやらぬ様子だった。
クルマがかわいいから、ハンサムに乗りたい
食後のコーヒーを飲みながら、再び村田家のクルマ選びの話題に戻った。
旧車好きの裕平さんであるけれど、この日、フィアット 500X クロスと過ごしたことで、少し考え方が変わったようだ。
「奥さんや犬を乗せることを考えると、広くて快適で安全なクルマがいいと思うようになりました。しかもデザイン性も高いから、フィアット 500X クロスは選択肢に入ってきますね」
この発言に、志穂さんも「都会に似合うスタイルがいいですよね」と同意した。
「将来、子どもが生まれて私も免許を取って運転するようになったら、こんなクルマのハンドルを握っているような気がします。室内は広いけれど運転のしやすいサイズ感で、しかもお洒落な雰囲気もあります。クルマの雰囲気がかわいいから、逆に私が乗るとしたらかわいらし過ぎないコーディネイトで、ハンサムな感じで乗りたいですね」
あまり縁がなかったという箱根への小旅行について、裕平さんは「アートと自然を満喫することができて、しかもこのホテルの温泉と食事で、リフレッシュすることができました」とまとめた。志穂さんも、「アートを楽しんで、自然に癒やされて、人気のある場所だという理由が分かりました」と楽しんだ様子。
フィアット 500X クロスで行く箱根への小旅行は、ファッション業界で働くお二人の感性を刺激するものになったようだ。
FIAT 500X CROSS|フィアット チンクエチェント エックス クロス
- 2019年のモデルチェンジでデザインを一新。新採用されたLEDのヘッドランプなどによって、モダンでスタイリッシュな表情となった。同時に搭載されるようになった新開発エンジンは、出力アップと省燃費を達成。爽快なドライブフィールと、いまの時代にふさわしい環境性能を両立している。今回紹介したFIAT 500X CROSSのほかに、よりスポーティに仕立てたFIAT 500X SPORT(フィアット チンクエチェントエックス スポーツ)もラインナップする。
- ボディサイズ|全長4,280✕全幅1,795✕全高1,610mm
- ホイールベース|2,570mm
- 車両重量|1,440kg
- エンジン|1,331cc
- 最高出力|151ps/5,500rpm
- 最大トルク|270Nm/1,850rpm
- 乗車定員|5名
- 全国メーカー希望小売価格(税込)|341万円〜
- ※撮影車両のボディーカラー ファッション グレー(メタリック)は、別途オプション費用5万5,000円がかかります。
問い合わせ先
CIAO FIAT
Tel.0120-404-053
http://www.fiat-auto.co.jp
岡田美術館
- 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
- Tel.0460-87-3931
- 開館時間|午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
- 休館日|12月31日、1月1日、展示替期間
- https://www.okada-museum.com
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原
- 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 1245-337
- Tel.0460-83-8981
- http://www.hiramatsuhotels.com/sengokuhara/
aumo
- パスポート不要のバカンスへ。海外気分を味わい尽くす秘密のデートドライブ
- https://aumo.jp/articles/1368717
ITALIANITY
- トリノ。再生しながら未来へ続く街
- https://italianity.jp/lifestyle/automotive/fiat_torino