ランボルギーニ日本導入50周年、CEOの語る新しい未来|Lamborghini
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2017年11月9日

ランボルギーニ日本導入50周年、CEOの語る新しい未来|Lamborghini

Lamborghini|ランボルギーニ

ランボルギーニ日本導入50周年限定モデルも導入

CEOが語る新しい未来、そして将来のランボルギーニ

アウトモビリ ランボルギーニ ジャパンは10月20日、日本に初めてランボルギーニが輸入されて50周年となることを記念したイベント「ランボルギーニ デイ 2017」を東京プリンスホテルで開催。デビューしたての新型「アヴェンタドール S ロードスター」をアジアで初めて披露したほか、新旧ランボルギーニ オーナーが集結して「コンクール デレガンス TOKYO 2017」を行った。合わせて来日したステファノ・ドメニカリCEOにインタビューし、ランボルギーニの将来や同氏の経営哲学などを伺った。

Text & Photographs by HARA Akira

日本専用の限定特別モデルを披露

発表会では、伊アウトモビリ ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOにより、日本専用の特別仕様車「アヴェンタドール S ロードスター 50thアニバーサリー ジャパン」が披露された。

ベースは今年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアしたばかりのフラッグシップオープンスポーツ「アヴェンタドール S ロードスター」で、シート後方に搭載する6.5リッターのV型12気筒自然吸気エンジンは、最高出力740ps、最大トルク690Nmを発生。独自の7段ISRトランスミッションを介して、0-100km/h加速3.0秒、最高速度350km/hを公称する。

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Lamborghini Aventador S Roadstar 50th Anniversary Japan

日本でのランボルギーニ輸入50周年を記念し、5台限定のワンオフで製作した「50thアニバーサリー ジャパン」は、宇宙を構成する5つの要素である「五大」の思想を取り入れた「地(黄緑色)」「水(青)」「火(赤)」「風(銀)」「空(水色)」と命名。ただし、公開した「水」をはじめ5台とも全て完売済みという人気ぶりだ。

今回は、この限定モデルの発表会を終えたばかりのステファノ・ドメニカリCEOにインタビューすることができた。

Lamborghini|ランボルギーニ

ランボルギーニ日本導入50周年限定モデルも導入

CEOが語る新しい未来、そして将来のランボルギーニ(2)

ハングリー精神で妥協せず、モチベーション溢れる1日に

――今回の「ランボルギーニデイ2017」を始め、日本や世界中で数多くのイベントを行っているが、ビジネス面でのベネフィットは?

こうしたイベントを通して、ランボルギーニのお客様が何を望んでいるのかを知るとともに、現在のトレンドを察知することができます。また、ランボルギーニ車を所有するプライドや走りの楽しみだけでなく、お客様とその瞬間、パッションを共有することができます。ランボルギーニは小さな会社なので、お客様一人ひとりとパーソナルな関係を築く場所でもあるのです。

また、東京・銀座に期間限定にオープンしたアパレルなどのオフィシャルストア「コレツィオーネ アウトモビリ ランボルギーニ」のように、ランボルギーニの世界観やライフスタイルを体験してハッピーになっていただくことは重要だと考えております。そこで、こうした事業は育てていきたいと思っています。

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――モータースポーツの分野からランボルギーニのトップになったことで、仕事に対する哲学や姿勢は?

どんなビジネスであろうとも同じですね。朝起きたら「よしっ! 今日もこれから今までと違うことをやろう」というモチベーションにあふれた1日をスタートするのです。妥協はしたくないし、もっと良い仕事をしたいというハングリー精神を失ってはいけないのです。これは、一緒に働く同僚も理解してほしい。そして、ここで働けることは本当にラッキーなことなのです。

現代は、早く行動を起こさないといけない時代になっています。眠っている時間はないし、決断し、責任を逃れるため言い訳をしている時間ももちろんないのです。そして1日を終えた時、自分自身で鏡を見て「あぁ、今日も良い1日だった。何かまた変えることができた」と思えるよう日々取り組んでいます。

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Lamborghini Countach

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Lamborghini 350GT

――記者会見で触れた、新しい未来、そして将来のランボルギーニについて

私の義務は、前を見ること、先を見るということです。スーパーSUV(「ウルス」のこと)の発売を控え、人もたくさん採用しましたし、組織も作り直しました。そして、今後事業を2倍に拡大していく上で、次のフェーズはどうなるのか、ポートフォリオに加える4つ目のモデルは何だろうかを、真剣に考えています。

もちろん世界の自動車業界のトレンドははっきりしていて、私たちも理解しているつもりです。それがGT2+2モデルになるのか、どのパワートレインにするのかを社内で検討中です。正しい商品を出せるタイミングになったらもちろん出すつもりです。

ウルスの導入によって、今はランボルギーニに乗っていないお客様もファミリーに入っていただくようになるでしょう。ただし、今は全く焦ってはいませんし、将来投入する商品がどういった形であれ、エクスクルーシブ性を保つという点は失ってはいけないと思っています。そこは絶対に譲れません。

インタビューが終わるとすぐにコンクールデレガンスの会場に向かい、数多くの「クンタッチ(カウンタック)」や「ミウラ」「ウラッコ」「エスパーダ」「350GT」などのランボルギーニオーナーと笑顔で会話したり握手したり、スマホ撮影に収まったりしていた姿が印象的なCEO。インタビューの内容が間違いないことをこの目で確かめることができた。

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Lamborghini LM002

           
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