アヴェンタドール S ロードスターを発表|Lamborghini
CAR / NEWS
2017年9月11日

アヴェンタドール S ロードスターを発表|Lamborghini

Lamborghini Aventador S Roadstar|ランボルギーニ アヴェンタドール S ロードスター

アヴェンタドール S ロードスターを発表

ランボルギーニは9月6日、フラッグシップモデル「アヴェンタドール S」のオープントップ版「アヴェンタドール S ロードスター」を、フランクフルト国際モーターショー(9月12日-24日)でワールドプレミアすると発表した。

Text by OPENERS

アヴェンタドールSをオープンエアで楽しむ

昨年末に大規模アップデートが施され名称に“S”が付いた「アヴェンタドール S」に、オープンモデル「アヴェンタドール S ロードスター」が登場した。

ランボルギーニCEOのステファノ・ドメニカリ氏によると、アヴェンタドール S ロードスターは「ドライビングの醍醐味や乗り心地はそのままに、オープンエアーで走るスリルが味わえる新次元の魅力を持ったクルマ。公道とサーキットの両方で、テクノロジーとパフォーマンスの新たな基準を生み出した」のだという。

ボディサイズは、全長4,797×全幅2,030×全高1,136mm。ホイールベースは2,700mmで、昨年末にデビューしたクーペと全く同じである。

アヴェンタドール S ロードスターを発表|Lamborghini

アヴェンタドール S ロードスターを発表|Lamborghini

エクステリアでロードスターの特徴となるデタッチャブルのルーフ部分は、マットブラック仕上げのカーボンファイバー製ハードトップパネルを採用した。広い室内空間を確保するため外側に膨らんだ形状で、重さはわずか6kgを実現。パネルは簡単に取り外すことができ、フロントトランクに収納する仕組みだ。

これにつながる車体後半部分はクーペとは全く異なるラインを持ち、ロードスターならではのエアロダイナミクスを発揮する形状になっている。

シート背後のリアウインドーは運転席のボタンで開閉可能で、いつでもV12サウンドを楽しめるほか、オープン状態でもクローズすれば、ノイズや風の巻き込みを最小限に抑えることができるという。

カーボンファイバーは、ボディだけでなく、サイドミラーやフロントガラスのフレーム、前後バンパー、サイドスカート、排気口など各所に大量に用いられるほか、カスタマイズが可能な「アド ペルソナム プログラム」により、ルーフパネル内側やコックピット周り、キャビン各所など、インテリアのさまざまな場所へも取り付けることができる。

発表されたボディがまとうターコイズの海のようなカラー「ブルー アエギル」のほか、V12エンジンをアピールするための透明なエンジンカバーも、このプログラムで選択可能になっている。

Lamborghini Aventador S Roadstar|ランボルギーニ アヴェンタドール S ロードスター

アヴェンタドール S ロードスターを発表 (2)

740psのV12、最高速度350km/hのロードスター

縦置きにミッドマウントするV型12気筒自然吸気エンジンは、最高出力740ps(544kW)/8,400rpm、最大トルク690Nm/5,500rpmを発生する強力なものだ。シングルクラッチ式セミATの7段ISRギアボックスを介した4WDシステムが発揮するパフォーマンスは、最高速度はクーペと同じ350km/h。また、静止状態からの加速は100km/hまで3.0秒、200km/hまで9.0秒、300km/hまで25.0秒。数値がクーペに比べてそれぞれ0.1秒、0.2秒、0.8秒劣るのは、オープン化により車重が50kg重くなった1,625kgであることが影響しているのだろう。前後重量配分は43:57。欧州複合燃料消費率は16.9ℓ/100km、CO2排出量は394g/kmと公表された。

4WDの足回りは、低速での俊敏性と高速での安定性を向上する四輪操舵システム(RWS)、磁性流体ダンパーを使用した「磁気レオロジーサスペンション(LMS)」、精密なトラクションコントロールを行うESCシステムなど、クーペ同様の強化が図られた。

アヴェンタドール S ロードスターを発表|Lamborghini

アヴェンタドール S ロードスターを発表|Lamborghini

エアロダイナミクス面では、ダウンフォースが「アヴェンタドール」に比べて130パーセント増加したフロント部分に加え、選択した走行モードとスピードに対応して3段階にポジションが可変するアクティブ リア ウイングにより、高いダウンフォースがかかった状態での空気効率を改善することができたという。

走行モードは、従来の「ストラーダ」「スポーツ」「コルサ」に加えて、運転スタイルに合わせてカスタマイズできる「エゴ」モードを設け、状況に応じた走りを楽しむことができる。

ドライバーの眼前に光るTFTデジタル ダッシュボードは、グラフィックが新しくなるとともに好みに応じてカスタマイズが可能になったほか、コネクティビティ面で「Apple CarPlay」に対応したのもニュースだ。

納車は2018年2月を予定。価格は4,626万7,692円となっている。

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Lamborghini Aventador S|ランボルギーニ アヴェンタドールS
ボディサイズ|全長 4,797 × 全幅 2,030 × 全高 1,136 mm
ホイールベース|2,700 mm
トレッド前/後|1,720 / 1,680 mm
乾燥重量|1,625 kg
重量配分フロント/リア|43 / 57 パーセント
エンジン|6,498cc V型12気筒
ボア×ストローク|95 × 76.4 mm
圧縮比|11.8 ±0.2
最高出力|544 kW(740 ps)/8,400 rpm
最大トルク|690 Nm/5,500 rpm
トランスミッション|7段ISR
最高速度|350km/h以上
0-100km/h加速|3.0秒
0-200km/h加速|9.0秒
0-300km/h加速|25.0秒
サスペンション|アルミニウム製ダブルウィッシュボーン
ブレーキ|カーボンセラミック製ベンチレーテッドディスク
タイヤ前/後|ピレリPゼロ 255/30R20 / 355/25R21
燃費(EU)|16.9 ℓ/100km(5.9 km/ℓ)
CO2排出量|394 g/km
価格|4,626万7,692円

問い合わせ先

ランボルギーニ・カスタマーセンター

0120-988-889

           
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