インテリジェンスを宿したスーパーカー|Audi Sport
CAR / FEATURES
2016年10月14日

インテリジェンスを宿したスーパーカー|Audi Sport

Audi RS 7 Sportback|アウディ RS 7 スポーツバック

インテリジェントなスポーツギア

「レースは技術の実験室である」という信念のもとさまざまなレースに挑み、輝かしい戦績をあげてきたAudi。レースで磨かれた最新技術の集大成であり、スポーツプレミアムブランドたるAudiを象徴するサブブランドが誕生した。「Audi Sport」である。“Inteligent Super Car”を謳う同ブランドの代表モデルでもあるRS 7 Sportbackで、マリンスポーツの聖地、逗子を訪ねた。

Text by OGAWA FumioPhotographs by OKAMURA MasahiroSpecial Thanks to RIVIERA ZUSHI MARINA

Audiのスポーツイメージを強化する新ブランド

ルマン24時間レースをはじめ、数かずのモータースポーツでの活躍で知られるAudi。80年代に端を発する世界ラリー選手権での奮闘ぶりは日本でも知られているが、欧米ではAudiというとよりスポーティなイメージが強い。そこにもってきて、アウディ ジャパンが2016年7月に発表した「Audi Sport(アウディ スポーツ)」。同社(車)のスポーツイメージを強化するサブブランドだ。

代表的なモデルとしてはAudi RS 7 Sportbackがある。スタイリッシュなファストバックボディを持つ4ドアだが、心臓には4リッターV8を搭載。日本に上陸したばかりのAudi RS 7 Sportback performanceというよりパワフルな仕様は445kW(605ps)の最高出力と700Nmの最大トルクを発生。これに駆動力を限界まで引き出すフルタイム4WDシステムが組み合わせられる。

Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス

Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス

Audi RS 7 Sportbackの美点は、機能主義とエレガンスと快適性とパフォーマンス、重要な4つの要素を兼ね備えているところにある。室内はドライバー中心に設計されたタイトなコクピットで操縦性を高めるとともに、レザーやウッドなど高品質な素材を惜しみなく使用し、類のないぜいたくな空間を作っている。ほかではなかなか手に入らない、キャラクターがしっかりとたったスタイルはたいへん好ましい。

Audi RS 7 Sportbackに乗る人はどんな人だろう。想像力をたくましくすると、スポーツマンが思い浮かぶ。トライアスロンやゴルフやサーフィンもこなすかもしれないが、ヨットなど頭を使うマリンスポーツも楽しんでいるかもしれない。Audiの魅力として、緻密な作りと高精度の設計という知性的な側面も重要なので、おそらくマリンスポーツとは引き寄せあうものがあるのではないかと思うのだ。

Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス

Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス

例えば東京に住んでいて、自分のヨットを湘南の艇庫にあずけていたら。そんな生活を送るなら、Audi RS 7 Sportbackはまたとないパートナーだ。理由は簡単。ストレスなく目的地にいけるし、安全で快適だからだ。しかも大出力の大排気量だが、スムーズな回転マナーで運転をたいへん楽しくしてくれるエンジンといい、ドライブの魅力が凝縮しているからだ。

快適性とスポーツ性。スタイルと機能性。Audi RS 7 Sportbackにはいくつもの異なった特長がある。なにものでも楽しみが一面的ではつまらない。その意味でも魅力があるといえる。それは海にも似ている、と言う人がいる。

新たなるスポーツプレミアムブランドの誕生

Audi RS 7 Sportback|アウディ RS 7 スポーツバック

インテリジェントなスポーツギア (2)

2つの世界の橋渡しをしてくれるスーパーカー

Audi RS 7 Sportbackで出かけた逗子マリーナで出合った人がいる。海辺のライフスタイルやマリンスポーツを主なテーマに活動する編集者・ライターであり、雑誌『湘南スタイルmagazine』では編集長を務める富山英輔氏だ。同誌は、住まいや飲食など湘南エリアのライフスタイルの魅力を発信するメディアである。鎌倉在住の富山氏はAudi Q5のオーナーでもあり、取材など仕事でも乗っているという。

「Audi RS 7 Sportbackのようなスポーティセダンの魅力はよく分かります。ひとことで言うと、2つの世界の橋渡しを上手にしてくれるところです。鎌倉から観ていると、住むなら東京しか考えられないし、東京にいればすべてが手に入る、という価値観で生活しているのは、もったいないなあと思います。私の知人たちには、東京に住んで、ヨットなどマリンスポーツを楽しみに逗子などに来る人たちがけっこういます」

Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス

Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス

逗子マリーナの艇庫で富山氏はそう語る。富山氏によると「いまカッコいいと思うスタイルはさりげなさ」だそうだ。いかにもマリンスポーツをやっていますとか、船を持っていますとか、そういうのを都会で誇示するのはいかがなものか、と疑義を呈する。

「いいなあと思うのは、友人知人たちはスポーツモデルに乗って湘南にやって来て、そこでヨットを楽しむことです。じつにさりげない。みなさんのライフスタイルのなかでは、東京と湘南がつながっているのです。どちらか一方に重きを置きすぎることなく、たとえば働くのは東京。楽しむのは少し足を延ばして湘南。そんなふうに生活を組み立てているようです」

Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス

Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス

そんなとき、だからAudi RS 7 Sportbackが注目される。Audiは大なり小なりさまざまなヨットレースなどのスポンサーを務めているのもヨットマンからの好感を集めるが、なによりクルマとしての出来のよさが注目なのだ。その気になればとても速いが、快適なクルーズも堪能できる。クルマ自体がヨットに負けないようなスポーツギアということもできる。レーシングマシンと市販車が同じ生産ラインで製造されている工場も持つAudiだけに、スポーツと日常もシームレスにつながる。

Audi RS 7 Sportback performanceをはじめ、Audi RS 6 Avant performance、Audi RS Q3 performance、そしてAudi R8などAudi Sportの各モデルは、レースで培ったテクノロジーがふんだんに投入された究極のぜいたくなクルマである。スポーツが人生を豊かなものにしてくれると分かっている人にとって、パートナーを選ぶならAudi Sportが最も適しているはずだ。

Audi Sport

新たなるスポーツプレミアムブランドの誕生

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Audi RS 7 Sportback performance|アウディ RS 7 スポーツバック パフォーマンス
ボディサイズ|全長 5,010 × 全幅 1,910 × 全高 1,425 mm
ホイールベース|2,915 mm
車両重量|2,050 kg
トレッド 前 / 後|1,635 / 1,625 mm
乗車定員|4 名
エンジン|3,992 cc V型8気筒DOHC インタークーラー付ツインターボ
圧縮比|9.3
最高出力| 445 kW(605ps)/ 6,100-6,800rpm
最大トルク|700 Nm/ 1,750-6,000 rpm
トランスミッション|電子制御8段オートマチック
駆動方式|フルタイム4WD(クワトロ)
サスペンション前 / 後|5リンクダブルウィッシュボーン / トラペゾイダルリンクウィッシュボーン
ブレーキ 前 / 後|ベンチレーテッドディスク
タイヤ 前 / 後|275/30R21
価格│ 1,857万円~

問い合わせ先

アウディ コミュニケーションセンター 9:00-19:00(年中無休)

0120-598106
http://www.audi.co.jp/

           
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