MITSUBISHI｜新世代電気自動車、三菱「i-MiEV」発売！
MITSUBISHI i-MiEV｜三菱 アイ‐ミーブ
完全に電気のみで走行する、新世代電気自動車
三菱自動車は、量産型の新世代電気自動車「i-MiEV（アイ‐ミーブ）」を発表した。このi-MiEVは、完全に電気のみで走行するため、CO2の排出はゼロ。環境に優しい次世代のエコカーとして大きな注目を集めている。
文＝ジラフ
電気の充電は、家庭用のAC100Vや200V電源で対応。その充電時間は100V電源で約14時間、200V電源は7時間と発表されている。もちろん、大規模商業施設や時間貸し駐車場の一部でサービスがはじまっている急速充電器の使用も可能で、この場合約30分でバッテリーの80％レベルまで充電できるという。
走行距離は、最大で160km（10.15モード値）。実用走行では、冷暖房を使用しない通常の走行で120km前後、暖房を使用すると80km、冷房使用時で100km程度とのこと。また、モーターから生み出される動力性能は、最高出力で64ps／3000～6000rpm、最大トルクは18.4kgfm／0～2000rpmを発生。この最高出力は、ベース車両となった軽自動車の「i（アイ）」に搭載されるガソリンターボ車とおなじ数値を実現。最大トルクにいたっては、大幅にガソリンターボ車の数値を上回っている。
エクステリアのデザインはベース車両となった「i（アイ）」と共通。この「i」の特長であるロングホイールベースを生かすことによって、大容量の駆動用バッテリーを床下に、パワーユニットをラゲッジルーム下に搭載することが可能となり、「i」と同等の居住スペースとラゲッジスペースの確保に成功している。
気になる価格は、459万9000円。ここに国の補助金139万円（上限）が交付されることによって、実際の負担は320万9000円となる。またエコカー減税により、自動車重量税と自動車取得税の免税措置を受けることも可能だ。
当面は法人向けのリースが中心となるものの、7月の下旬からは個人ユーザーからの受注も開始。デリバリーは2010年4月以降になる予定だ。