Mercedes-Benz CL600|メルセデス・ベンツ CL600
Mercedes-Benz CL600
メルセデス・ベンツ CL600
最新のテクノロジーを惜しみなく注ぎ込んで
威厳と優雅さ、そして、ダイナミックな走りを兼ね備えたメルセデス・ベンツのラグジュアリークーペが「CLクラス」だ。メルセデスのラージサイズクーペとしては、1952年に登場した伝説「300Sクーペ」から数えて7代目となる現行型は、2006年のデビュー。メルセデスが誇る最新のテクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだこのクルマは、妥協のない走行性能と快適性、そして画期的な安全性を手に入れることで、強い存在感を示している。
堂々たるスタイリングと贅沢なインテリアはラグジュアリークーペならでは。加えて、メルセデスの最高級セダンである「Sクラス」から譲り受けた先進のテクノロジーがCLクラスの魅力を高める。
たとえば、最上級モデルの「CL600」には、絶大なパワーを生み出す5.5リッターV12ツインターボエンジンを搭載。最高出力517ps、最大トルク830Nmがもたらすのは、12気筒ならではの滑らかさと圧倒的な加速である。
それを足もとから支えるのがABC(アクティブ・ボディ・コントロール)と呼ばれる電子制御式油圧サスペンションで、快適さとハンドリングを高い次元で両立する。メルセデスが力を注ぐ安全性能としては、衝撃吸収ボディやエアバッグなどのパッシブセーフティに加えて、夜間走行時に障害物を赤外線で捉えるナイトビューアシスト、ステアリングの操舵角にあわせてヘッドライトの向きを変えるアクティブライトシステムなどが標準で装着され、ドライバーの安全をアシストしている。
BRAND HISTORY
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりがべつべつにガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。
製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。
こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役としてつねに時代の先頭を走りつづけているのだ。
メルセデス・ベンツ CL600
ボディ|全長5075×全幅1870×全高1420mm
エンジン|5.5リッターV型12気筒ツインターボ
最高出力|380kW[517ps]/5000rpm
最大トルク|830Nm[84.6kgm]/1900-3500rpm
駆動方式|FR
トランスミッション|5段オートマチック
価格|2010万円
(2008年5月26日現在)