シトロエンの新型C4ピカソがジュネーブショーに登場|Citroen
Citroen Technospace Concept|シトロエン テクノスペース コンセプト
次期型C4 ピカソがジュネーブショーに登場
シトロエンは3月に開幕する「ジュネーブモーターショー2013」に、次期「C4 ピカソ」のコンセプトモデル「Technospace Concept」を出展すると発表した。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
シトロエンの次期C4ピカソあらわる
1999年に「クサラ ピカソ」が登場していらい、「C4 ピカソ」、「グランドC4 ピカソ」、「C3 ピカソ」と車種を増やし、「ピカソ」と名のつくモデルはこれまでに全世界で300万台ちかい販売実績をもつ。日本でも、「グランドC4 ピカソ」が、「C4 ピカソ」として輸入、販売された。
ジュネーブモーターショーにシトロエンから出展される次期C4 ピカソこと「Technospace Concept」は、プジョー・シトロエンが発表した次世代プラットフォーム「EMS2」を採用するコンセプトカーである。この「EMS2」は「Efficient Modular Platform 2」の略で、従来のプラットフォームより、最大70kgもの軽量化を実現するというものだ。将来的にはプジョー・シトロエンの総生産量の50パーセントに採用されるのだという。
ちなみにこの新型プラットフォーム「EMS2」を最初に使用するクルマは、プジョーが「308」、シトロエンが「C4 ピカソ」ということが決まっている。発売は2013年の下半期になるとのことだ。
Technospace Conceptは、従来C4ピカソ同様に、運転席天井部までフロントガラスが回り込む「ゼニス・フロントウインドウ」を引きつづき採用。ボティのラインや奥行きのあるデザインのテールライトは近年のシトロエンのデザインコンセプトを受け継いでいる。また、ダブルシェブロンからつづくクロームのラインがヘッドライト上まで延ばされるのも特徴的だ。テールライトを分割しないよう、回避するように切られるテールゲートはこれまでのシトロエンにないデザイン。
サンルーフを有するインテリアは、ゼニス・フロントウインドウとも相まって解放感にあふれる空間であるとされ、シトロエンはこれを「ロフト スピリット」と称している。センタークラスターには7インチのタッチパネルを、そしてダッシュボード上には12インチの液晶パネルがそれぞれ備え付けられる。
ボディサイズは全長4,430×全幅1,830×全高1,610mmとなり、トランク容量は537リットルを確保している。搭載エンジンの詳細はまだ明かされていないが、CO2排出量は98g/kmを記録。優れた環境性能を有しているようだ。