GTの名にふさわしい184psのハイパフォーマンスモデル|Dodge
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月5日

GTの名にふさわしい184psのハイパフォーマンスモデル|Dodge

Dodge Dart GT|ダッジ ダート GT

GTの名にふさわしい184psのハイパフォーマンスモデル

クライスラーは、アルファロメオ「ジュリエッタ」のダッジバージョン、「ダート」に高性能モデル「ダート GT」を追加。デトロイトモーターショーで発表をおこなった。

Text by SAKURAI Kenichi

イタリア生まれ、アメリカ育ちの辛口スポーツ

「ダッジ ダート」は、クライスラーの親会社となったフィアット傘下のアルファロメオがリリースするコンパクトセダン、「ジュリエッタ」のダッジ版といえるモデルだ。シャシーやパワートレーンなど、主要なハードはジュリエッタのプラットフォームを流用し、そこにダッジ デザインのボディやインテリアを組み込んだ、いわば欧米合作となるCセグメントモデルである。

“ダート”という車名は1963年に登場したダッジ ダートのリバイバルで、当時のダートはコンパクトなボディにパワフルなエンジンを搭載したことから、いまでも語り継がれるハイパフォーマンスモデルとしてマニア筋の人気は高い。60年代の初代ダッジ ダートがオーソドックスな3ボックスタイルのエクステリアを採用するのにたいして、21世紀に復活した最新モデルでは、ベースになったジュリエッタ同様にハッチバックスタイルのボディデザインを採用した。



今回デトロイトショーで追加発表されたのは、ダッジ ダートの高性能バージョンである「ダート GT」で、搭載されるエンジンは、クライスラーが「タイガーシャーク マルチエア2」と呼ぶ2.4リッターの直4ユニット。フィアットの先端技術を採用し、184ps(約137.2kW)の最高出力と24.0kgm(約235.4Nm)の最大トルクを発生させながら、同時にハイウェイモードで14.5km/ℓという優れた燃費を実現している。トランスミッションは、クライスラーがパワーテックと呼ぶ6段のロボタイズドMTを組み合わせた。

エクステリアでは、高性能バージョンを一目で知らしめる18インチホイールや、デュアルクロームエキゾーストパイプ、そしてブラックベゼルを採用したヘッドライトとおなじく、ブラックをアクセントにしたラジエーターグリルなどがGTグレードのアピールポイント。

またインテリアでは、ナッパレザーの10ウェイ電動シートや、オーディオ、カーナビ、エアコン、車両設定などを8.4インチのタッチスクリーン式モニターで統合制御する次世代インフォテイメントシステム「Uコネクト」を搭載し、トップモデルとしての魅力を高めている。

           
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