ザ・ビートル カブリオレがワールドプレミア|Volkswagen
Volkswagen the Beetle Cabriolet|フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ
ザ・ビートル カブリオレがワールドプレミア
2011年に「ビートル」の3代目としてデビューした「ザ・ビートル」にカブリオレバージョンが登場するというのは10月にお伝えしたが、その市販バージョンが30日からはじまるロサンゼルスオートショーでワールドプレミアを飾ることになった。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
あたらしくてクラシカル
フォルクスワーゲンの最新デザインコンセプトを取りいれつつも、先代「ニュービートル」にくらべて、より初代のデザインに近づいた「ザ・ビートル」。そのオープンモデルとなる「ザ・ビートル カブリオレ」の生産モデルが、いよいよロサンゼルスオートショーで世界初公開される。1949年に登場し、1980年まで製造された初代「ビートル カブリオレ」から数えて3代目となった「ザ・ビートル カブリオレ」は、先代と比較して全長が152mm、全幅が84mm拡大しているいっぽうで、全高は29mm下がっており、ワイド&ローに。
ルーフ部は伝統のソフトトップを採用。このソフトトップは時速50km/h以下であれば走行中に開閉が可能だ。所要時間はオープン状態にするのには9.5秒、クローズ状態するのには11秒とアナウンスされる。またトランク容量はソフトトップの開閉に関係なく225リットルを確保。先代の「ニュービートル カブリオレ」に比べて、24リットル広い数値である。
標準装備となる「ロールオーバープロテクションシステム」は、万一の横転のさい、リヤシートバックの背後に格納された2つのモジュールが瞬時に飛び出して、乗員を保護するシステム。それとともに、前席には頭部保護機能付きのサイドエアバッグを採用するなどして安全性を高めている。
エンジンは、ガソリンユニットが、最高出力77kWを発生する1.2リッターのTSI、118kWを発生する1.4リッターのTSIと、147kWを発生する2リッターのTSIの3種類。ディーゼルエンジンは最高出力77kWを発生する1.6リッターのTDIと、103kWを発生する2リッターTDIの2種類だ。組みあわされるトランスミッションは、6段マニュアルトランスミッションと、6段DSG、7段DSGの3種類が用意されるという。
「ザ・ビートル カブリオレ」はアメリカでワールドプレミア後、すぐに発売され、欧州では来年2月ごろから納車がはじまる。日本上陸はそのあとになりそうだが、発売を心待ちにしたい。