ついに登場、オープントップのアヴェンタドール|Lamborghini
Lamborghini Aventador LP 700-4 Roadster|
ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 ロードスター
ついに登場、オープントップのアヴェンタドール
V型12気筒エンジン、スーパーカー然としたスタイリング、ランボルギーニの最新フラッグシップという肩書き、そしてもちろん、優れた走行性能。世界のスポーツカーの頂点に、抜群の存在感で君臨する「アヴェンタドール」に、ついに、オープントップの「ロードスター」が登場する!
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
ルーフはわずか6kg
日本上陸直後のインプレッション、サーキットでのテストドライブなど、OPENERSも度々、注目している、ランボルギーニのフラッグシップモデル「アヴェンタドール」は、世界的にも好評をもって迎えられており、生産は1,000台を越えて、1,300台が、すでにオーナーの手に渡っているという。
そのアヴェンタドールに、取り外し可能なルーフを備えた「ロードスター」が登場することが明らかになった。
構造が変化したため、エンジンをおさめる車体後方のデザインが、これまでのクーペモデルとはまたちがったものになっているのが、やはり「ロードスター」のおおきな見所。
今年3月、ジュネーブ国際モーターショーで登場した、1台限りのカスタムメイドモデル「アヴェンタドールJ」とは、おなじオープンモデルとはいえ、またちがった印象で、「ロードスター」のエンジンフードは、6角形の窓をそなえた、幾何学的デザインになっている。
このスタイリングは、パフォーマンス、エレガントなスタイル、五感を満足させる運転のしやすさの追求の結果とされる。
先代にあたる「ムルシエラゴ」では、ロードスター化において、ソフトトップが採用されたが、これはあまり評判の芳しいものではなかった。今回は、2ピース構成のカーボンファイバー製ルーフトップとなり、6kgに満たないほどに軽く、かつ強いうえに、つけはずしも容易だといい、また、外したルーフはフロントのラゲッジコンパートメントに収納できる。
走行性能にかんしても、ロードスター化にともなう弊害はないようで、0-100km/h加速はクーペ2.9秒にたいしてロードスター3.0秒、最高速度は350km/h。また、先のパリモーターショーで報じられたエンジンスタートストップシステム、気筒休止技術は、ロードスターにも採用される。
ボディカラーには、「ミウラ ロードスター」をイメージしたという、写真の、「アズーロ テティス(Azzuro Thetis)」とよばれる薄いブルーメタリックを追加で設定。インテリアもオープンモデルらしく豪華に、サッビア・ネフェルテム(Sabbia Nefertem)とよばれる革張りで仕上げられている。
価格はクーペの25万5,000ユーロにたいして30万ユーロ(約3,000万円)。発売は正式発表がないものの、来年夏ではないかとささやかれている。