マクラーレン570Sスパイダー国内販売開始|McLaren
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2017年9月26日

マクラーレン570Sスパイダー国内販売開始|McLaren

McLaren 570S Spider|マクラーレン 570S スパイダー

マクラーレン570Sスパイダー国内販売開始

マクラーレン・オートモーティブは、アジアプレミアとなる「570Sスパイダ—」を日本で披露。併せて販売を開始した。国内での価格は2,898万8,000円から。

Text & Photographs by UCHIDA Shunichi

スポーツシリーズ初のスパイダー

マクラーレンは現在、3つのラインがある。一つはサーキットを主軸とした「アルティメット シリーズ」、サーキットとオンロードの両方において、究極の走りを楽しめる「スーパー シリーズ」、そして、実用性を十分に考慮しながら、サーキットにおいても楽しめる「スポーツ シリーズ」だ。

今回のマクラーレン「570Sスパイダー」は、スポーツ シリーズの第3弾として登場。「570Sクーペ」、「570GT」に続くモデルで、6月にイギリスで開催された「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」においてワールドプレミアされた、スポーツ シリーズとしてはじめてのコンバーチブルモデルである。

McLaren 570S Spider|マクラーレン570Sスパイダー

McLaren 570S Spider|マクラーレン570Sスパイダー

搭載されるエンジンは、570Sクーペと同じ3.8リッターV型8気筒ツインターボのMcLaren M838TEで、最高出力は570ps、最大トルクは600Nmを発生する。ローンチコントロール技術を採用したSSGとの組み合わせにより、0-100km/h加速は3.2秒、200km/hまでの加速は9.6秒だ。そして、ルーフを付けた状態での最高速度は570Sクーペと同じ328km/h、ルーフを下げた状態では315km/hとなる。ちなみに新欧州ドライビングサイクル(NEDC)での燃費は 10.7ℓ/100km、単純換算で約9.7km/ℓである。

ルーフは40km/hまでであれば15秒で開閉が可能だ。また、リアのウィンドウデフレクターは電動式で、ボタン操作で上下できる。このデフレクターはオープンの際は、風の巻き込みを低減し、ルーフが上がった状態では、ミッドリアに搭載したエンジン音を楽しむことが可能。

このルーフはソフトトップではなくリトラクタブル ハードトップを採用。ソフトトップに比べて耐候性に優れ、色あせがしにくくなっているという。重量増は570Sクーペ比で46kgにとどめられ、スポーツ シリーズのモデルに共通するカーボンファイバー製モノセルIIシャシーによって、コンバーチブルであっても補強は必要なかったという。

McLaren 570S Spider|マクラーレン 570S スパイダー

マクラーレン570Sスパイダー国内販売開始 (2)

ダイナミックでエレガンスも感じさせるデザイン

この570Sスパイダーのデザインについてマクラーレン オートモーティブ ヘッド デザイン オペレーションズ チームのマーク・ロバーツ氏は、「クーペの持っているデザインランゲージをすべてこのスパイダーに翻訳することが大きな課題でした」と述べる。特に、「美しいルーフラインが醸し出すグラスエリアを、オープンにしたときも連想できるようなデザインにすることに苦労しました。しかし、その結果はオープンにしたときのデザイン的な魅力ももたらし、ダイナミックでありながらエレガンスを感じさせるシルエットに仕上がっています」と自信を見せる。

そして、「マクラーレンのさらに多彩なドライビングの世界をより多くのお客様に提供すべく、この570Sスパイダーを導入したのです」とコメントした。

McLaren 570S Spider|マクラーレン570Sスパイダー

McLaren 570S Spider|マクラーレン570Sスパイダー

アジア最大のマクラーレンの市場は日本

「日本はマクラーレンにとって非常に重要な戦略的な意味を持つマーケットです」とは、マクラーレン オートモーティブ アジア日本支社代表の正本嘉宏氏の弁。市場規模は世界で4番目、アジアでは最大のマーケットで、全世界の生産台数の6パーセントが日本で販売されている。

販売実績を見ると、2015年の90台から、2016年には179台と倍増。販売ネットワークも、6月にリニューアルオープンした名古屋を含め、東京、大阪、福岡と合計4つの販売拠点展開を行っている。「今後はより多くのお客様にマクラーレンのブランド体験、より厚いカスタマーサービスを提供できるように、さらに積極的にネットワーク強化を図っていきます」と語った。

           
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