ジュネーブモーターショーで2代目XC60を発表|Volvo
Volvo XC60|ボルボ XC60
ジュネーブモーターショーで2代目XC60を発表
ボルボ・カーズはジュネーブ モーターショーにおいて、SUVの新型「XC60」を発表した。
Text by YANAKA Tomomi
より充実した安全運転技術を採用
2008年に発表された初代「XC60」の後継車がジュネーブショーで披露された。
新型のボディサイズは全長4,688×全幅1,902×全高1,658mmで、現行より6センチほど低くなり、シャープな印象に。エンジンは、2.0リッター ターボ ガソリンエンジンで出力の異なる2種類にくわえ、2.0リッター ディーゼル ターボエンジンも2種類、さらにガソリンのT8ツインエンジン プラグイン ハイブリッドモデルの計5モデルが発表された。
スペックはガソリンエンジンのエントリーグレード「T5 AWD」で最高出力187kW(254ps)、最大トルクは350Nmで、ハイグレードの「T6 AWD」が最高出力235kW(320ps)、最大トルク400Nm。いっぽうのディーゼルエンジンのエントリーグレード「D4 AWD」は、最高出力140kW(190ps)、最大トルクは400Nm。ハイグレードの「D5 AWD」は最高出力173kW(235ps)、最大トルク480Nmだ。またプラグインハイブリッドは、システム全体で最高出力300kW、最大トルク640Nmとなる。
この新型XC60ではステアリングを自動操作する、3つのあたらしい安全技術が採用されているのも特徴。オートブレーキシステム「シティ セーフティ」にステアリング アシストが追加され、50-100km/hの速度域で、オートブレーキだけで衝突を回避できない場合にステアリング操作をアシストすることが可能という。
このほかにも60-140km/hの速度域で走行車線から対向車線にはみ出したときに警告とステアリングアシストをする「オン カミング レーン ミティゲーション(正面衝突回避支援機能)」や、車線変更時ドライバーの死角にほかの車両がいる場合に警告をする「ブラインド スポット インフォメーション システム」にもステアリング アシスト機能が追加された。
また新型XC60では、道路で車線を認識し、時速130キロまででステアリング操作や加減速をサポートする運転支援機能「パイロット アシスト(車線維持支援機能)」が装備可能という。
XC60は4月から生産開始予定。日本での発売時期やスペック、導入モデルなどはまだ未定。詳細が発表されるのを待ちたい。