アストンマーティン「AM-RB 001」の主要テクニカルパートナーを発表|Aston Martin
Aston Martin AM-RB 001|アストンマーティン AM-RB 001
「AM-RB 001」の主要テクニカルパートナーを発表
アストンマーティンは英国時間2月15日、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズと開発を進めている公道走行可能なハイパーカー「AM-RB 001」の主要テクニカルパートナーを発表した。
Text by YANAKA Tomomi
コスワースが「AM-RB 001」専用の6.5リッターV12エンジンを製作
昨年、発表されたアストンマーティンとF1チームのレッドブルレーシングとのコラボレーションによる「AM-RB 001」。1,000kgのボディに最高出力1,000psを発生するV12エンジンを搭載し、パワーウエイトレシオは1.0kg/psを実現する公道走行可能な“ハイパーカー”を生み出すプロジェクトだ。
今回、生産に向けて主要なテクニカルパートナーが発表された。心臓部である「AM-RB 001」専用の自然吸気6.5リッターV12エンジンを手がけるのは、英国企業のコスワース。F1などモータースポーツではもちろんのこと、量産用ハイパフォーマンスエンジンの製作でも長い経験をもつ。
さらに、AM-RB 001は、ブレーキングパワーを回生するハイブリッド機能を搭載することも今回新たに発表。クロアチアに本拠を置き、昨年には自社製作したEVハイパーカー「コンセプト ワン」を発表したリマック社のハイブリッドバッテリーシステムが採用されることとなった。
いっぽう、トランスミッションにはリカルドが専用設計を施した7段パドルシフトトランスミッションを搭載。ボディは、カーボンファイバーモノセルでつくられ、これまでもアストンマーティンの「One-77」「ヴァルカン」などでもパートナーを務めたマルチマティックが担当する。
このほかにも、ブレーキングシステムには、アルコンとアーフェス・トランスフォームズがタッグを組み、軽量ハイパフォーマンスキャリパーとカーボンディスクを供給。専用エンジンコントロールユニットやトラクションコントロールユニット、電気系統の開発には、ボッシュが指名されたという。
このように開発された「AM-RB 001」は、公道走行可能なモデルを150台限定で、サーキット走行専用モデルを25台限定で生産。2019年からデリバリーを開始する予定だ。