新型アウディRS3スポーツバックがパワーアップして登場|Audi
Audi RS3 Sportback|アウディ RS3スポーツバック
新型アウディRS3スポーツバックがパワーアップして登場
アウディは改良した「RS3スポーツバック」を、3月に開催されるジュネーブ国際モーターショーにおいて公開することを明らかにした。
Texy by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
よりパワフルになったエンジン
アウディは、昨年秋のパリモーターショーで発表した「RS3 セダン」につづき、ハッチバックモデル「RS3スポーツバック」の新型をジュネーブモーターショーにて発表する。
新型RS3 スポーツバックに搭載されるのは、改良された2.5リッターTFSIエンジン。最高出力は従来よりも33ps向上し400ps(294kW)となり、最大トルクは480Nmを1,700rpmから5,850rpmのあいだで発生する。トランスミッションにデュアルクラッチの7段Sトロニックを組み合わせ、RSモデルとして当然クワトロ、すなわち4輪を駆動する。
「A3 スポーツバック」をベースにしたコンパクトモデルでありながら0-100km/hはわずか4.1秒、最高速度は電子リミッターで250km/hに制限される。このリミッターは要望により280km/hまで引き上げることも可能だ。
高い運動性能の一方で、吸気側のデュアルインジェクションや排気側に可変バルブのアウディ バルブ リフトを備えており、新欧州ドライビングサイクル(NEDC)による燃費は8.3ℓ/100km(およそ12.0km/ℓ)を達成する。
インストルメンタルパネルには、標準のアナログ+インフォメーションディスプレイに代えて、最近のアウディ各モデルで導入されつつある、全面ディスプレイのアウディ バーチャル コックピットも追加で設定予定だ。RS3スポーツバックには特別なRSスクリーン モードが用意され、回転計を中央に、トルク、Gフォース計、タイヤ空気圧計がその脇に表示される。またSトロニックをマニュアルモードにしているあいだは、レブリミットになると背景色でシフトアップ指示を行う機能も備わる。
インテリアでは、ブラックファインナッパーレザーのスポーツシートが標準、さらにRSスポーツシートも選択が可能だ。
既に日本にも導入されている新型A3スポーツバック同様、インフォテイメントも強化。LTE回線によるインターネットからの各種情報の取得をはじめ、Apple CarPlayやAndroid Auto等によるスマートフォン連携が備わる。
新しいRS3スポーツバックは、昨年秋に発表されたRS3セダンとあわせて、2017年春には欧州のAudi Sport系列で受注が開始され、デリバリーは8月頃になるという。金額はRS3スポーツバックが54,600ユーロから、RS3セダンは55,900ユーロから。