レーダーセーフティパッケージを標準装備

今回のおもな変更点は、5つのミリ波レーダーセンサーと1つのカメラを用いて前方や左右後方の車両など障害物との距離や相対速度を測定し、自動的にブレーキを作動させ衝突の危険性を低減する安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」が全モデルで標準装備となったことだ。

このパッケージの設定により、24GHzおよび77GHzのレーダーセンサーにより前方の危険を感知し、衝突回避をサポートする「BAS(ブレーキ・アシスト・システム)プラス」や「PRE-SAFEブレーキ」、ブレーキやアクセルを自動制御して、車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」など、さまざまなシステムが搭載され、安全性および快適性が大幅に向上するという。

また、リヤシートヒーターを全モデルに追加し、「CLS 350 BlueEFFICIENCY」と「CLS 550 BlueEFFICIENCY」には、後席分割可倒式シートを標準装備。最大積載容量を増加させた。

価格は、CLS 350 BlueEFFICIENCYが、従来モデル比+15万円の945万円、CLS 550 BlueEFFICIENCYが従来モデル比+15万円の1,190万円、「CLS 63 AMG」は従来モデル比+10万円の1,655万円と設定された。

さらに、オプションとして、ボディカラーに、マットペイントのマンガナイトグレーを新規設定（22万円）した。また、「CLS 550 BlueEFFICIENCY」と「CLS 63 AMG」には、室内空間に合わせた、「Bang & Olufsen BeoSound AMGサウンドシステム」もあらたにオプション設定（40万円）。合計1,200Wの15個のスピーカーと、出力されたサウンドを水平方向に180度均等に伝えることのできるツイーターを採用しているという。

あわせて、従来のパッケージオプションのプライスダウンとCL 63 AMGに、AMGカーボンパッケージ（90万円）という、内外装をよりアグレッシブにドレスアップするパッケージオプションの追加もなされている。