カイエンに、420馬力の「GTS」が登場|Porsche
Porsche Cayenne GTS|ポルシェ カイエンGTS
カイエンに、420馬力の「GTS」が登場
ポルシェは、4月23日からはじまる北京国際モーターショーにおいて、同社のスポーツSUV「カイエン」の上位モデル「カイエンGTS」をワールドプレミアすると発表した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
Sとターボのあいだを補完
カイエンGTSは、カイエンS用の4.8リッターV型8気筒エンジンをチューンし、最高出力を400ps(294kW)から420ps(309kW)にまで引き上げたモデル。カイエンのラインナップのなかでは、カイエンSと過給機のついた最高出力500ps(368kW)のエンジンを搭載する最上位グレード「カイエン ターボ」とのあいだに位置づけられ、自然吸気ラインナップ中では最上位グレードとなる。0-100km/h加速は5.7秒、最高速度は261km/h。
エンジンとともにシャシーにも大幅に改良がくわえられており、カイエンSと比較して車高を24mm落とし低重心化しているほか、ポルシェ アクティブサスペンション マネージメントシステム(PASM)を装備し、安定性と俊敏性を増している。そのいっぽうで、オートスタート/ストップ機能や8段ティプトロニックなどが採用され、燃焼消費量(NEDC:新欧州ドライビングサイクルによる計測)は10.7ℓ/100km(およそ9.35km/ℓ)と、低燃費化も達成している。
外観上では、カイエン ターボに似たフロントや強調されたホイールアーチ、サイドスカートの張り出しなど、カイエンSよりもターボ寄りなアグレッシブな印象が与えられている。インテリアにもアルカンターラのトリムやGTS専用のスポーツシートが採用されるなど、ラグジュアリーかつスポーティな雰囲気を醸し出す。
カイエンGTSのお披露目は4月23日、北京にて。さらに詳しくはそのさいにお伝えする予定だ。