ジャガー、2シータースポーツ「Fタイプ」を発表|Jaguar
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月12日

ジャガー、2シータースポーツ「Fタイプ」を発表|Jaguar

Jaguar F-Type|ジャガー Fタイプ

ジャガー、2シータースポーツ「Fタイプ」を発表

ジャガーは2012年ニューヨーク国際モーターショーにおいて、2シータースポーツ、「Fタイプ」を発表した。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

約50年ぶりの新型2シータースポーツ

「2011年9月、C-X16コンセプトをフランクフルトモーターショーにて公開したところ、好評を得ることができました。それが、ジャガーのスポーツカー開発を加速させたのです」

英国ジャガー カーズのグローバル ブランド ディレクター、エイドリアン・ホールマーク氏はそう語ったという。今回、ニューヨーク国際オートショーにてジャガーがビデオでの発表をおこなった「Fタイプ」。下の映像はエンジニアリング プロトタイプが英キャッスル ブロムウィッチ工場を出て、ロードテストをおこなったところ。映像内でもふれられるように、ジャガーにとって、約50年ぶりの2シータースポーツカーの新規開発となる。ホールマーク氏は発表の日をジャガーにとって歴史的な記念日となるだろうと語り、「Fタイプ」が今後のジャガーの方向性しめすモデルであるとつづけた。

ジャガー、2シータースポーツ「Fタイプ」を発表|Jaguar 02

ジャガー、2シータースポーツ「Fタイプ」を発表|Jaguar 03

1950年代、レーシングカー「Cタイプ」「Dタイプ」が、フェラーリ、ポルシェ、メルセデス・ベンツといった現在も高性能自動車で名を馳せるライバルたちを圧倒し、ル・マン24時間レースにおいてもたびたび優勝をさらうなど、レーシングカー、スポーツカーのブランドとしても確固たる名声をほこったジャガー。そのイメージを引き継ぎ、1961年に登場した市販車、「Eタイプ」もまた、流麗なデザインとすぐれた性能で、当時、世界最大の自動車市場だったアメリカでの大ヒットを記録した。

今回の「Fタイプ」は、この「Eタイプ」を引き継いだモデルと位置づけられ、ジャガーがスポーツカーブランドとしてのイメージを取り戻す意向にあることを印象づける。

肝心の「Fタイプ」の情報はいまだ少ない。あきらかなのは強く、軽いオールアルミニウム構造を採用したコンバーチブルモデルであり、搭載されるガソリンエンジンには、新規開発のものもふくまれるということくらいだ。ビデオのなかでは、元レーサー、マーティン・ブランドルがプロトタイプカーに試乗し、その運動性能を高く評価している。

さらなる詳細の発表は2012年末。発売は2013年中盤が予定されている。

           
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