Eクラスにハイブリッド化の波|Mercedes Benz
CAR / NEWS
2015年5月15日

Eクラスにハイブリッド化の波|Mercedes Benz

Mercedes-Benz E class|メルセデス・ベンツ Eクラス

「E300ブルーテック ハイブリッド」と「E400ハイブリッド」を公開

メルセデス・ベンツは同社の中心的セグメントである「Eクラス」にハイブリッドモデル「E300ブルーテック ハイブリッド」と「E400ハイブリッド」を追加すると発表した。

Text by OPENERS

Eクラスにハイブリッド化の波、到来!

高級ビジネス車の代表格といえるメルセデス・ベンツ「Eクラス」。「E300 ブルーテック ハイブリッド」と「E400 ハイブリッド」はデトロイト・モーターショーでの展示にあわせて同クラスに追加されることが明らかになったハイブリッド車だ。同社のモジュール化されたハイブリッド機構をいかすことで、Eクラスならではのゆったりとしたインテリアスペースや収容能力の高いトランクルームを犠牲にすることなくハイブリッド化をはたしたという。両車種ともアイドリングストップ、回生ブレーキ、ブースト機能、完全電気走行機能、内燃機関をとめ電気モーターによって巡航速度を維持する「セイリング」機能を搭載する。

「E300 ブルーテック ハイブリッド」は欧州市場向け

E300ブルーテック ハイブリッドはヨーロッパ市場向けに企画された。

セダンとステーションワゴンの2種類を販売予定で、最高出力150kW(204hp)、最大トルク500Nmの4気筒ディーゼルエンジンと最高出力20kW(27hp)、 最大トルク250Nmを発生する電気モーターを搭載する。注目の燃費およびCO2排出量は、同社の250CDIと比べて15パーセントも良好で、それぞれ4.2ℓ/100km、109g/km。世界一エコノミカルなラグジュアリーカーだとメルセデス・ベンツは語る。

Mercedes Benz|Eクラスハイブリッド化02

アメリカ市場向けに開発された「E400 ハイブリッド」

いっぽう、E400ハイブリッドはアメリカ市場への投入を考えたモデル。

最高出力225kW(306hp)、最大トルク370Nmの3.5リッターV6ガソリンエンジンと、E300ブルーテック ハイブリッドと同じ電気モーターを搭載。アメリカの燃費基準であるCAFE基準で、シティが1ガロン27マイル、ハイウェイ1ガロン31マイル、統合1ガロン27マイルを達成した。

Mercedes Benz|Eクラスハイブリッド化03

ハイブリッド攻勢に強い意欲

こんかい、Eクラスのハイブリッド化をはたしたメルセデス・ベンツは、今後もハイブリッド攻勢を継続するという。その原動力となっているのがモジュール化されたハイブリッド機構。これを従来のエンジン技術と組み合わせることで、他のクラスでも容易にハイブリッド化が可能だという。

E300ブルーテック ハイブリッドはヨーロッパから、E400ハイブリッドはアメリカからのローンチとなるが、日本や中国市場にも投入される予定だ。

           
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