MINIクラブマンが新世代へと進化|MINI
MINI Clubman|ミニ クラブマン
新型MINI クラブマンを発表
ビー・エム・ダブリュー・ジャパンは、9月25日に、最新MINI第3のボディバリエーションとなる新型MINIクラブマンの日本初披露をおこなった。
Text by OHTO Yasuhiro
ひとまわり余裕のあるボディサイズへ拡大
「MINIクラブマン」は、2007年より追加された「MINI」のシューティングブレークモデルで、MINIより拡大されたラゲッジルームと観音開きのバックドアが特徴であった。今年6月にフルモデルチェンジが発表され、2代目へと進化した。
新型は、MINIが“プレミアム スモール コンパクト セグメント”であるのに対して、ひとつ上の“プレミアム コンパクト セグメント”のモデルとして開発されており、ボディサイズを拡大することで、後席スペースの快適性が向上されている。
そのサイズは先代モデルと比べ、全長を290mm、全幅を115mm拡大、全長4,270mm×全幅1,800mm×全高1,470mmとなり、BMWのコンパクトハッチバックモデル、「1シリーズ」に迫るものとなった。
エクステリアデザインの特徴であった、観音開きのバックドアは継承されたが、サイドは従来の左右非対称から、通常の左右対称の5ドアスタイルにまとめられている。全体の印象も、アイコンである丸型ヘッドライトや六角形フロントグリルを取り入れたMINIらしいものとしながらも、拡大された全幅を活かしたワンランク上のゆとりを表現。イメージカラーを上品なピュア バーガンディ メタリックとするなど他のMINIよりもより上質さを感じさせる大人向けのモデルに仕上げられている。
インテリアは、MINIと共通性を感じさせながらも、クラブマンのためにあらたにデザインされたもの。ワイドなダッシュボードの上部を囲うように縁取った装飾フレームが採用されるなど、デザインにも独自性が与えられている。さらにインテリアにもクロームやハイグロス仕上げのパーツを多用することで質感にもこだわった。サイズアップの恩恵はリアシートを中心としたキャビン拡大へと繋がっており、快適性も飛躍的に向上。トランクスペースも5名乗車時で360リッターが確保されている。
パワートレインは、ガソリンエンジン仕様のみ。クーパー用の136psの1.5リッターの直列3気筒ターボエンジンと6段ATの組み合わせと、クーパーS用の192psの2.0リッターの直列4気筒ターボエンジンに8段ATを合わせた2タイプとなる。8段ATの搭載はMINI初の試みだ。
これにより、クーパーの燃費消費率17.1km/ℓに対して、パワフルなクーパーSが16.6km/ℓを記録するなど、ドライバビリティだけでなく、燃費向上にも大きく貢献している。
グレード構成と価格は、クーパーが344万円、クーパーSが384万円となる。共通する標準装備として、8.8インチのワイドカラーディスプレイを備えるナビゲーションシステム、2ゾーンオートマチックエアコンディショナー、MINIコネクテッド、17インチアロイホイール、サーボトロニック、エンジン オート スタート/ストップ機能、内外装のクロームアクセントなど装着。これらにくわえ、クーパーSには、LEDヘッドライト、パフォーマンスコントロール、スポーツシートなどが奢られる。
すでに予約の受け付けは開始されており、販売は11月7日からとなる。
MINI Cooper Clubman|ミニ クーパー クラブマン
ボディサイズ|全長 4,270 × 全幅 1,800 × 全高 1,470 mm
エンジン|1,498 cc 直列3気筒 DOHC
最高出力| 100 kW(136 ps)/ 4,400 rpm
最大トルク|220 Nm/ 1,250 – 4,300 rpm
トランスミッション|6段オートマチック
ラゲージ容量|360-1,250 ℓ
価格│ 344万円(クーパー クラブマン)
MINI Cooper S Clubman|ミニ クーパー S クラブマン
ボディサイズ|全長 4,270 × 全幅 1,800 × 全高 1,470 mm
エンジン|1,998 cc 直列4気筒DOHC
最高出力| 141 kW(192 ps)/ 5,000 rpm
最大トルク|280 Nm/ 1,250 – 4,600 rpm
トランスミッション|8段オートマチック
ラゲージ容量|360-1,250 ℓ
価格│ 384万円(クーパーSクラブマン)
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