Alfa Romeo|シルバーカラーを纏ったアルファ製ミドシップスポーツ Alfa Romeo
Alfa Romeo 4C Concept|アルファロメオ 4Cコンセプト
シルバーカラーを纏ったアルファ製ミドシップスポーツ
アルファロメオは、ジュネーブモーターショーでプレミアとなった市販予定のコンセプトモデル「4Cコンセプト」をフランクフルトモーターショーでも公開する。前回とはことなるシルバーカラーのボディをもつ、さらにソリッドな一台となっている。
文=小池りょう子
車輛重量850kgを実現!
昨年、ジュネーブモーターショーでお披露目され、ドイツ 『Auto Bild』誌に「もっとも美しいコンセプトカー」と称された「4Cコンセプト」がフランクフルトモーターショーにも出展される。
4Cコンセプトは、ミドシップの2シータークーペで、最高出力200hp以上を誇る1.75リッター4気筒直噴ターボエンジンをボディ中央に搭載する。ディメンションにかんして、全長は約4メートル、ホイールベースは2.4メートル未満。2006年に500台限定で販売された8C コンペティツィオーネから、デザイン、レイアウトや軽量素材などを継承するが、4Cコンセプトはさらに徹底的な軽量化がなされ、ボディはすべてカーボン製、リアフレームとクラッシュボックス類はすべてアルミニウム製である。その結果、レーシングカー並の車輛重量850kgを実現し、パワー・ウェイトゥ・レシオは4kg/hp未満を達成した。
さらに、MiTO、ジュリエッタにも採用される乾式デュアルクラッチトランスミッション「Alfa TCT」との組み合わせにより、最高時速250km/h、0-100km加速5秒未満という数字を記録したとしている。
ジュネーブモーターショーでお披露目された車輛はレッドのボディカラーだったが、今回のフランクフルトモーターショーでは新色「フルイッド・メタル」が出展される。銀色の反射面により、ダイナミックで美しい曲線が強調され、力強さとテクノロジーを感じさせるカラーである。
4Cコンセプトのほか、ジュリエッタとMiTOの最新デザインも出展され、アルファロメオの最新技術のプレゼンテーションがおこなわれる予定だ。
ジュネーブモーターショーの時点で2012年とされていた4Cコンセプトの市販化は、あらたな技術の導入が検討され、2013年へと計画が延長された。今後さらに洗練され、ユーザーに最高のドライビングプレジャーを提供するモデルとなって登場することを期待したい。