Peugeot 508|プジョー 508 販売開始!
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2015年4月20日

Peugeot 508|プジョー 508 販売開始!

Peugeot 508|プジョー 508
Peugeot 508SW|プジョー 508SW

プジョーのあらたなフラッグシップ 日本での発売が決定!

プジョー・シトロエン・ジャポンは、プジョーの最上級モデル「508」シリーズを全国のプジョー・ディーラー・ネットワークで7月11日から販売を開始すると発表した。

文=谷中朋美

プジョーのあたらしい方向性を示す塊感のあるエクステリア

「508」は「407」の後継となるアッパーミドルセグメントで、セダンとステーションワゴン(SW)を展開。ブラックファブリックシートと16インチアロイホイールが装着されたエントリーモデル「Allure(アリュール)」とブラックレザーシートと17インチアロイホイールが装備された「Griffe(グリフ)」のふたつがラインナップされる。

まず目を引くのは、あたらしく生まれ変わったエクステリアだ。塊を削り出したようなボディデザインをはじめ、疾走感のあるロングノーズ、小さめのフロントグリルが浮き上がって見える「フローティンググリル」などは、昨年プジョー創業200周年を記念して発表されたコンセプトカー「SR1」を引き継いだもの。また、グリル上部に配されたプジョー車の証であるライオンエンブレムも一新されている。

ボディサイズは「407(2.2リッターモデル)」に比べ、全長が105mm(SWでは40mm)、全幅が15mm、ホイールベースが90mm長くなり、全長4,790(SWは4,815)×全幅1,855×全高1,455(SWは1,505)mm、ホイールベース2,815mmに。後席のニーススペースが「407」に比べ53mmも広がるなど、クラス最大級の室内空間を実現した。トランクルームもセダンが515リットル、SWが565リットルとなり、「407」よりもいずれも100リットル以上拡大。SWでは、バックレストを折り畳むと1,598リットルまで増大し、使い勝手も広がった。

インテリアでは、インストゥルメントパネル・バイザー後方に格納式のカラー・ヘッドアップディスプレイを装備。透明なポリカーボネート製スモークパネルに速度やクルーズコントロールなど、運転に必要な情報が表示される。

オーディオコントロールやクルーズコントロール、スピードリミッターなどのスイッチが配されたステアリングスイッチや、エネルギーロスを抑える4ゾーン独立調整式オートエアコン、HDDナビゲーションシステムなどもプジョーではじめて搭載された。

ダウンサイジングで刷新されたパワートレイン

エクステリアとおなじく、大きく刷新されたのはパワートレイン。これまでの排気量の3.2リッター、2.2リッターから、1.6リッターターボチャージャーつき直列4気筒DOHCエンジンにダウンサイジング。最高出力115kW(156ps)/6,000rpm、最大トルク240Nm(24.5kgm)/1,400-3,500rpmと余裕のあるパフォーマンスを達成している。

トランスミッションは、電子制御式6段オートマチック。シフトショックを軽減し、フラッグシップならではのスムーズなドライブフィールを実現している。さらに、フロントサスペンションには、新開発されたマークファーソンストラット式サスペンションを採用。優れた振動減衰性やロードホールディング性をもち、プジョー伝統のしなやかな乗り心地をさらに上質なものにした。

重量は、エンジンのダウンサイジングなどにより、セダンで40kg減少し1,520kg、SWでは70kgのマイナスで1,560kgとなった。燃費はヨーロッパの排ガス規制「Euro5」をクリア、10・15モードによる計測で、セダンが11.0km/ℓ、SWで10.8km/ℓ。CO2排出量にかんしては、セダン144g/km、SW145g/kmとなっている(CO2排出量は欧州データに基づく)。

安全性能では、車体姿勢制御プログラムに最新世代の「ESP8.1」を搭載したことで、ヨーロッパの衝突安全評価「EuroNCAP」で最高評価の5つ星を獲得した。

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さらに、雪道などすべりやすい路面で各駆動輪を細かく制御し、優れたトラクションを確保する「インテリジェント・トラクションコントロール」を標準装備した。また、3パーセント以上ある勾配の坂道発進のさいにブレーキペダルから足を離しても制動力を2秒間キープする「ヒルスタートアシスタンス」や、バックソナーも整えられている。

価格は「508アリュール」が374万円、「508グリフ」が414万円、「508SWアリュール」が394万円、「508SWグリフ」が434万円。

「407」のエクステリアとパワートレインを一新して登場した「508」。あたらしいプジョーの方向性が示されたエポックメイキングな1台となっている。

080507_eac_spec
PEUGEOT 508/508SW│プジョー508/508SW
ボディサイズ(セダン)│全長4,790×全幅1,855×全高1,455mm
ボディサイズ(SW)|全長4,815×全幅1,855×全高1,505mm
ホイールベース│2,815mm
エンジン│1.6リッターターボチャージャーつき直列4気筒DOHC
最高出力│115kW(156ps)/6,000rpm
最大トルク│240Nm(24.5kgm)/1,400-3,500rpm
トランスミッション│6段オートマチック
10・15モード燃費│11.0km/ℓ(セダン)、10.8km/ℓ(SW)
CO2排出量|144g/km(セダン)、145g/km(SW)
定員│5人
ハンドル│右
価格│508アリュール:374万円
508グリフ:414万円
508SWアリュール:394万円
508SWグリフ:437万円

           
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