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2020年8月19日
本青七宝による文字盤を採用した新作「スプリット秒針クロノグラフ5370P」|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップ
革新的な技術力と希少なハンドクラフト仕上げが融合
ジュネーブのマニュファクチュール・パテック フィリップより、フラッグシップモデルの「スプリット秒針クロノグラフ5370モデル」に、本青七宝文字盤を搭載し、デザインに新たな解釈を与えた「スプリット秒針クロノグラフ5370Pモデル」が加えられた。
Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi
パテック フィリップの伝統を新たな本青七宝文字盤で表現
パテック フィリップにおいて、スプリット秒針クロノグラフは、ミニット・リピーター、トゥールビヨンと共に最も製作の困難なコンプリケーションの上位3位に位置付けられており、1923年に製造されたムーブメントN°124 824以来、その腕時計コレクションのなかでも特別な地位を与えられている。
2015年に発表された、クラシックなアーキテクチャーを備えた自社開発・製造キャリバーCHR 29-535 PSを搭載した最初の「スプリット秒針クロノグラフ 5370モデル」は、黒七宝文字盤を備えたプラチナ製ケースのモデル。愛好家、コレクターに追い求められるこのグランド・コンプリケーションが、新しい本青七宝文字盤の採用により、極めて現代的なタッチなものとしてリリースされた。色彩が変質しないこの芸術作品は、18Kゴールドの文字盤から手作りされ、さらに光沢のある仕上げが施されている。
この文字盤は最高の視認性を誇っている。夜光付きのスリムなリーフ型指針と、ホワイトゴールドの植字ブレゲ数字により、明確に時・分を示し、センターのスリムなクロノグラフ秒針とスプリット秒針により、クロノグラフ計測の視認性も良好だ。ホワイトゴールドの瞬時運針式30分積算計、ホワイトの転写スケールが、ダイアルのブルーと際立ったコントラストを為している。
このモデルに搭載されたスプリット秒針クロノグラフは、プッシュボタンをふたつ備えるタイプである。2時位置のプッシュボタンでスタート、ストップ、4時位置のプッシュボタンでゼロ復帰、3時位置のリュウズに統合されたプッシュボタンでスプリット秒針のストップ、再スタートを行なう。
洗練されたポリッシュ仕上げのプラチナ製ケースは、凹型のベゼル、サテン仕上げされた側面のくぼみを特徴とし、プラチナ仕様の折り畳み式バックルを備えた鮮やかなナイトブルーのアリゲーターレザー製ストラップが組み合わされている。このモデルにも、すべてのパテック フィリップのプラチナ製モデルと同じく、ケース側面の6時位置に小さなダイヤモンドがセッティングされている。このニューモデルは、黒七宝文字盤を備えた前モデルの後を継ぎ、高級時計製作と希少なハンドクラフト技術の新たな融合を体現する、グランド・コンプリケーションウオッチである。
スプリット秒針クロノグラフ5370Pモデル
- ムーブメント|手巻き(キャリバーCHR 29-535 PS)
- 連続駆動可能時間|最小65 時間(クロノグラフ非作動時)
- ケース素材|Pt950
- ケース径|41mm
- ストラップ素材|アリゲーターレザー
- 防水|3気圧
- 価格|時価
問い合わせ先
パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
Tel.03-3255-8109
http://www.patek.com