WATCH & JEWELRY /
WATCH NEWS
2020年8月27日
薄型ケースを採用する永久カレンダー搭載クロノグラフRef.5270|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップ
偉大なる伝統を継承した名機に、18Kイエローゴールドバージョンが登場
パテック フィリップの、偉大なるクラシックの伝統を継承した永久カレンダー搭載クロノグラフ5270に、現行のプラチナおよび18Kローズゴールドに続いて、18Kイエローゴールドを採用した「永久カレンダー搭載クロノグラフ5270」が加わった。
Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi
時を超越したタイムピースに、エレガントな色調をプラス
1941年に発表されたパテック フィリップの古典的タイムピースRef.1518モデルの継承者である永久カレンダー搭載クロノグラフRef.5270モデル。2018年以来、ゴールド・オパーリン文字盤を備えたプラチナ製および≪ドロップ≫スタイルの18Kゴールドブレスレットを備えたローズゴールドバージョンが製造されてきた。そして2020年、このグランド・コンプリケーションに、新たな解釈を加えた「永久カレンダー搭載クロノグラフ5270」が登場した。
このモデルでは、リファレンス初となる18Kイエローゴールドケースを採用。凹型のベゼルと段差のついたラグが備わり、新たにエレガントな外装が与えられている。
シルバー・オパーリンの文字盤は、18Kイエローゴールドのバトン型植字インデックスとリーフ針を配し、卓越した視認性を誇っている。永久カレンダー表示は極めて均衡に配され、6時位置に日付指針表示、12時位置下に曜日・月表示窓が並び、さらに昼夜表示、閏年サイクル表示の小さな窓を設けている。もちろんムーンフェイズも重要な要素だ。クロノグラフ表示は、サンドブラスト仕上げの指針を特徴とし、タキメーター目盛りが文字盤外周に施されている。
このモデルは、2011年に発表された、パテック フィリップ完全自社開発・製造による最初の永久カレンダー搭載クロノグラフ、キャリバーCH 29-535 PS Qを搭載。水平クラッチ、コラムホイール、手巻きといった伝統的なアーキテクチャーを備え、クロノグラフに関する6件の特許取得済みの革新的な技術と、182個の部品から構成され、厚さ1.65ミリと極めて薄型のカレンダー機構を特徴としている。
このムーブメントは、サファイアクリスタル製ケースバックを通して鑑賞できる。また交換用として18Kイエローゴールド製のソリッドケースバックも付属する。ストラップ素材はラージ・スクエアのハンドステッチ・アリゲーターレザー。カラーはマット・チョコレートブラウンで、18Kイエローゴールド仕様の折り畳み式バックルを備えている。
永久カレンダー搭載クロノグラフ5270
- ムーブメント|手巻き(キャリバーCH 29-535 PS Q)
- 機能|クロノグラフ、センター・クロノグラフ秒針、瞬時運針式30分計、永久カレンダー、曜日・月・閏年・昼夜の窓表示、日付の指針表示、 スモールセコンド、ムーンフェイズ
- 連続駆動可能時間|最小55 時間、最大65 時間(クロノグラフ非作動時)
- ケース素材|18KYG
- ケース径|41mm
- 防水|3気圧
- ストラップ素材|ハンドステッチ・アリゲーターレザー
- 希望小売価格|2025万1000円(税込)
問い合わせ先
パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
Tel.03-3255-8109
https://www.patek.com