ブライトリングが取り組むSDGsのキーワードは「海の健康を守り、人生を豊かにすること」|BREITLING

千葉県館山市の館山湾上にある無人島であり、陸繋島の「沖ノ島」。サンゴ生息域の北限域としても知られる。

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2020年6月22日

ブライトリングが取り組むSDGsのキーワードは「海の健康を守り、人生を豊かにすること」|BREITLING

BREITLING|ブライトリング

2018年から本格始動した、ブライトリングのSDGsとは?(2)

ブライトリング・ジャパン主催による、ICC参加がスタート

そして2019年9月、日本の海岸でもブライトリング・ジャパン主催によるビーチクリーンアップイベントを開催、ICCへの参加が始まった。
第一回目が9月28日、千葉県館山市の「沖ノ島」、二回目は10月26日、福岡県糸島市の「姉子の浜」にて、ICCのナショナルコーディネーターである一般社団法人JEANの協力のもと、海岸清掃活動が開催された。
沖ノ島では45ℓサイズのポリ袋に6袋(536点)、姉子の浜では45袋(1620点)のゴミを収集。沖ノ島では台風15号の、姉子の浜では台風20号の影響が残った時期でもあり、多くの流木が海岸に漂着していた。
ICCの特徴は前述したとおり、収集ゴミの分別と分析だ。ゴミは45品目に分類し、カウントしていくが、これはゴミを拾った人自身によって行なわれるのである。このプロジェクトが特別なのは、拾った人がゴミを再認識し、ゴミの来歴に興味を抱き、「なぜゴミとしてこの海岸にあるのか」「どんな種類のゴミが多いのか」といった経緯に考えを促すところにある。単なるゴミ拾いで終わらない啓発効果を求めているのだ。
参加したのはブライトリングユーザーやその家族、計132名。子どもたちも共にゴミを拾い、ゴミを分別し、ゴミを数えた。今後、世界各国のブライトリングが中心となって行なうICCでは子どもの参加を積極的に呼びかけていく。このイベントを教育プログラムの一環として、海岸や海洋の汚染防止のためにできることを考え、学ぶチャンスにしてもらいたい。
九州でも珍しい鳴き砂海岸の福岡県糸島市の「姉子の浜」。ICCでは、拾ったゴミを拾った人自身で45の項目に分類するのが特徴だ。その後、世界各地の情報とともにデータ化される。

南アフリカの子どもたちに自転車を届け、生活水準の向上を目指す

交通手段が限られたエリアで、徒歩以外の移動手段を持つか持たないかは生活を大きく変える。たとえば自転車一台あれば、通勤・通学、病院、災害時の支援物資の運搬など、その活用方法は幅広く、一人ひとりの世界は大きな広がりを見せるだろう。
南アフリカで設立された慈善団体「クベカ」は、交通手段が未発達の地域に自転車を提供するチャリティを行なう。クベカとは南アフリカの言葉で前進や進歩を意味しており“自転車によって人々を前進させる”ことを目的に、2005年、アンソニー・フィッツヘンリーによって設立された。彼らの目標は“100万台の自転車で南アフリカの人々の生活を変えること”であり、これまでに約10万台の自転車を寄贈している。
自転車があれば教育や医療が受けやすくなり、災害時は支援物資を運ぶこともできる。自転車は人生を変える力を持っている。そして小さな子どもでも乗ることができる点も重要だ。自転車があれば、学習や文化活動、スポーツを包括的にサポートできる。
2018年、ブライトリングは「クベカ」への支援をスタート。その一環として自転車寄贈の募金活動を目的に、トライアスロン・スクワッドが参加するチャリティーレースが、南アフリカの西ケープ州・スウェレンダムで開催される、耐久サイクルロードレース「コロネーション・ダブル・センチュリー」である。
2019年11月23日、南アフリカで開催されたコロネーション・ダブル・センチュリーに参加したブライトリング・チーム。ジョージ・カーンCEOもレースに参加し、約200㎞を走破した。
トライアスロン・スクワッドは世界大会やオリンピックで幾度となくメダルを獲得しているトップアスリートのヤン・フロデノ、クリス・“マッカ”・マコーマック、ダニエラ・リフの3名で構成。2018年、2019年と連続してトライアスロン・スクワッドが参加する「コロネーション・ダブル・センチュリー」は、ブライトリングが公式計時を担当。大会を盛り上げると同時に、100台の自転車をクベカに寄贈した。
レース翌日にはチームのメンバーにより100人の生徒に自転車を寄贈するセレモニーが開催された。自転車を贈られたウササゾ中学校の生徒と、後列は左からデュアスロンのスペシャリストであるロニー・シルトクネヒト、トライアスロン・スクワッドの3人ダニエラ・リフ、クリス・“マッカ”・マコーマック、ヤン・フロデノ、そしてイタリア人レーサーのヴィンセンツォ・ニバリとカーンCEO、クベカの創設者であるアンソニー・フィッツヘンリー。
この自転車はクベカからケープタウン市カヤリシャにあるウササゾ中学校に通う生徒100人に手渡されている。学生たちとの約束は“学校でしっかり勉強し、きちんと通学する”こと。これが記された12か月間有効の契約書にサインし、彼らは新しい人生をスタートさせることになる。
「南アフリカには学校まで歩いて2時間という子もいて、これにより学習機会を逃すこともあります。そんな生活に1台の自転車が加わることで、どれほどの変化をもたらすのかを目の当たりにして、本当に驚かされました。学生の学習へのサポートだけでなく、家族が病気やケガをしたときに病院に連れていくといった、暮らしのさまざまなシーンで役立っている。その事実を知ることで、メンバー全員が力をもらいましたね」とカーンCEOは語った。
カーンCEOはこれからのブライトリングのSDGsへの取り組みについて、次のような目標を掲げている。
「消費者の意識は変化しています。買い物をする際、企業や商品がサステナビリティを問い、意味ある行動をしているのかを深く考察し、見極めています。特に若い世代にSDGsへの意識は顕著です。そうした視点でも、COVID-19の危機後もブライトリングの姿勢は多くの消費者に快く受け入れてもらえるのではないかと考えています。
現在、リサイクル・ナイロンのエコニール®ヤーンを扱っていますが、さらに一歩進めて、カーボンニュートラルへの取り組みも行なっていくつもりです。まずはカーボンフットプリントの把握、グリーンエネルギーの積極的な使用に力を入れ、ブライトリングを社会的責任を果たす意義あるブランドにしていきたいと考えています」
問い合わせ先

ブライトリング・ジャパン
Tel.03-3436-0011
https://www.breitling.com/jp-ja/

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