オシアナスブルーのさらなる洗練。日本の伝統工芸「江戸切子」をベゼルに採用|CASIO
CASIO|カシオ
美しいブルーを求めて、辿り着いた
日本の伝統工芸の粋、江戸切子
2004年のブランドデビューから、その象徴として多くのモデルに採用されてきたオシアナスブルー。今年、日本の伝統工芸である江戸切子を採用した限定モデルが登場する。
Text by KOIZUMI Yoko
日本の伝統工芸と先進技術が融合
オシアナスはこれまで"進化に挑み続ける"というブランドの象徴として、2004年のデビューから多くのモデルにブルーを採用してきた。
技術の進化と呼応するように、ブルーの発色にもこだわり、さまざまな素材や技法を駆使して、唯一無二の発色を追求。それが特別に"オシアナスブルー"と呼ばれるようになった。こうした背景のなか、2018年のバーゼルワールドでは、ベゼルに日本の伝統工芸である「江戸切子」を採用した「OCW-S4000C」が発表され、注目を浴びた。
ベゼルの制作と監修に当たったのは江戸切子職人の三代秀石である堀口徹氏(※)だ。同氏は伝統的な手法を受け継ぎながらも、斬新な作品を多数生み出してきた人物。その堀口氏により、高硬度で加工の難しいサファイアガラスにひとつずつ手作業によって紋様が刻まれた。
今回は、切子細工のなかで「千筋(せんすじ)」と呼ばれるごく細い縞模様が選ばれた。これを不連続のパターンにアレンジしてサファイアガラスに施している。
またカラー工程では、異なる色の蒸着を何度も重ね、美しく深みのあるブルーの色合いを創出。
表現されたのは、朝日が水面に反射する東京の夜明けの様子だ。
「OCW-S4000C-1A」はオシアナスのなかでもプレミアムライン「Manta」にラインナップする。このラインには常に最先端技術が搭載されるが、このモデルにも標準電波受信とBluetooth®を組み合わせたシステムが搭載される。
スマートフォンを介してタイムサーバーに接続する「Connectedエンジン」が搭載され、標準電波受信機能と合わせて、世界中で正確な時刻情報を受信できるのだ。
そしてスマートフォンアプリ「OCEANUS Connected」との連携により、時計の使用状況をアプリ内で記録・分析。充電を促したり、磁気の影響を知らせる機能も盛り込まれている。