関西国際空港で電気式移動電源車「eGPU」の国内初の実証実験がスタート|Kansai International Airport
LOUNGE / TRAVEL
2020年4月2日

関西国際空港で電気式移動電源車「eGPU」の国内初の実証実験がスタート|Kansai International Airport

Kansai International Airport|関西国際空港

関西国際空港で電気式移動電源車「eGPU」の国内初の実証実験がスタート

関西国際空港を運営する関西エアポートは、関西国際空港第2ターミナルで、待機中の飛行機へ電気供給を行う電気式移動電源車「eGPU」の国内初の実証実験をスタートさせた。

Text by YANAKA Tomomi

CO2の排出量は飛行機の自家発電の約30分の1、ディーゼルGPUの約10分の1

国内初となる電気式移動電源車「eGPU(electrical Ground Power Unit)」の実証実験が、関西エアポート、Peach Aviationなどとの4社共同で、関西国際空港第2ターミナルで開始された。
電気の供給は、駐機中の航空機の照明などに必要で、関西国際空港第1ターミナルでは、駐機中の航空機へ電力供給する航空機用動力設備「GPU」を地下に埋設。固定ケーブルから各航空機へ電力の供給が可能だ。
一方の第2ターミナルでは、常設のGPU設備がなく、航空機の補助エンジンによる自家発電や、ディーゼル発電機を車両に搭載した移動式ディーゼルGPUによって電力を供給してきたという。
ゼロエミッション空港を目指す関西エアポートグループでは今回、環境負荷の低い車両の導入を推進するべく実証実験を開始。eGPUは充電式で低騒音なことに加え、CO2の排出量は航空機の補助エンジンによる自家発電の約30分の1、ディーゼルGPUの約10分の1になるという。
実証実験は2020年7月31日(金)まで実施。どのような結果が出るのか注目したい。
                      
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