刻々と移ろう東京タワービューとエネルギッシュなライブキッチンに魂が心地よく揺さぶられる体験を|JANU TOKYO
LOUNGE / TRAVEL
2024年7月16日

刻々と移ろう東京タワービューとエネルギッシュなライブキッチンに魂が心地よく揺さぶられる体験を|JANU TOKYO

JANU TOKYO|ジャヌ東京

つながりを大切にするソーシャルウェルネスホテル「ジャヌ東京」

東京・麻布台ヒルズにある「ジャヌ東京」。122室の客室と、8つのレストラン&バー、都内ホテル最大級の面積を誇る約4000㎡のウェルネス&スパ施設を備えるラグジュアリーホテルだ。なかでも「ジャヌ グリル」は、ライブキッチンを備えたダイナミックなレストラン。インスピレーションを刺激するにはぴったりの場所なのだ。

Text by IJICHI Yasutake

料理、そして景色とパフォーマンスが新しい食事シーンを創り出す

いまやラグジュアリーホテルの代名詞として世界中のジェットセッターから支持を集めるアマン。その土地のカルチャーを尊重し、トレンドに左右されないデザイン、ムード、ホスピタリティからくる心地よさに虜になる人は数知れず、#amanjunkie (アマンジャンキー)と呼ばれるほど。
そんなアマンの世界初の姉妹ブランドホテルとして今年3月麻布台ヒルズにオープンしたのが「ジャヌ東京」。アマンの静寂さを受け継ぐカジュアルブランドかと思いきや、そうではない。サンスクリット語で、「アマン=平和」と意味するのとは対照的に、「ジャヌ=魂」。コンセプトは、“つながり”“インスピレーション”“探究心”。アマンのDNAは受け継ぎつつ、人との交流を生み、遊び心を刺激してくれる、ソーシャルウェルネスな場として展開している。
一端の大人ともなれば、心地いい寿司屋やBAR、そしてホテルのひとつやふたつくらいは持っておきたいもの。日々様々な判断や調整に追われる毎日の中で、ちょっと立ちどまって息を抜いて、頭の中を整理する貴重な場所となる。このジャヌ東京は、そんな場所として最適な気がする。食事も景色もムードも最高なのに、気を張ることなく楽しめる。
今回訪れたのは、ジャヌ東京に揃う8つのレストラン&バーの中で、厳選された国産牛やシーフードを中心としたグリルが楽しめる「ジャヌ グリル」。東京タワーをダイナミックに臨む景色と、シェフたちのエネルギッシュなパフォーマンスが壮観なライブキッチンからは“インスピレーション”が刺激され、シェフやスタッフたちとフレンドリーにコミュニケーションできるムードも“つながり”を巧みに体現している。
メインダイニングのエントランスにはジャヌ グリル専用のバーカウンター、そして目を奪われる2つのワインセラーには、入手困難な希少なワインから、ぶどう品種や製造過程にもこだわったサスティナブルでオーガニックのワインまで16ヶ国以上、2600本以上のワインが揃う。料理の素材も、国産牛に限らずニュージーランドやアルゼンチンの赤身肉、塩ひとつとってもアルゼンチンやパタゴニアから取り寄せるなど、季節やメニューにあわせてこだわり抜き、ここでもコンセプトである“探究心”が垣間見える。
今回いただいた料理はメディアディナー用のスペシャルコース。アミューズとデザートを含めて全6皿。コチと生クリームとドライトマトのアミューズから、シグネチャーメニューの牛肉のタルタルへと続く。クラシカルなタルタルも、牛肉を塩こうじに漬けることでまったりとしたコク深い旨みを引き出し、柚子胡椒と大葉のさっぱりとした味わいを加えることでモダンな和のテイストに仕上げている。このコクに、渋みを感じるイタリアンワインによく合う。ペアリングのワインをふるまうのは、史上最年少(※)の20歳で資格を取得したというシェフ ソムリエの藤森氏。(※資格取得当時)。
続いて、シーザーサラダ。一見すると重たく見えるが、実はふわっと軽い。レタスとベーコンとポーチドエッグとパルメザンチーズという極めてオーソドックスな素材の組み合わせながら、ひとつひとつの素材そのもの魅力、その魅力を最大限引き上げる調理と味付け、そして素晴らしいプレゼンテーション。個別最適と全体最適がしっかりと実現された一皿になっていた。
そして、カナダ産ロブスターのグリルへと続く。塩をほとんど使わずにロブスターの天然の塩味をいかしたもの。生で食べるか、塩で焼いて食べるか、世界各国で様々な一流の料理に触れると、最終的には余計なものは一切省いて良質な素材の美味しさをシンプルにいかす調理に行き着くのか。プリプリという表現では物足りない、ブリンブリンのロブスターとシャルドネの相性たるや、至福のひと時。
メインは、国産の熟成肉のTボーンステーキと熊本のブランド牛 黒樺牛のテンダーロイン。Tボーンはしっとりした脂を楽しめるサーロインと旨味が凝縮したヒレを。添えられた皮ごと蒸してグリルした旬のヤングコーンに初夏を感じる。デザートのタルニ―(サンスクリット語でバラの意)は、マンゴーやパッションフルーツなどのトロピカルフルーツフレーバー。こちらもシグネチャーで季節ごとに味わいが変わると言う。
階段で5階に上がれば、「ジャヌ バー」と「ジャヌ ラウンジ & ガーデンテラス」。日本を代表するミクソロジストの南雲主宇三氏監修の東京の8つの街にインスパイアされたシグネチャーカクテルやオーセンティックなクラシックカクテルが楽しめる。
季節ごとの最高の素材をシンプルに活かす。それは、洗練されたシェフの手腕があってこそ引き立つ。ライブキッチンの迫力を間近に、刻々と移ろう東京タワーをダイナミックに臨む。丁寧であたたかいサービスはフレンドリーでカジュアル。誰とでも安心して普段使いができるのに魂が揺さぶられる、こんな場所が欲しかった。
ジャヌ グリル
場所|東京都港区麻布台1-2-2 ジャヌ東京 4F
営業時間|
【ランチ】11:30~15:00(ラストオーダー14:30)
【ディナー】 17:30~23:00pm(ラストオーダー22:00)
予約Tel|050-1809-5550(9:00 - 21:00)]
予約URL|https://www.tablecheck.com/ja/janu-tokyo-janugrill/reserve/message
問い合わせ先

ジャヌ東京
Tel.03-6731-2333(代表)
https://www.janu.com/ja/

                      
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