TRAVEL|新造船「リーガル・プリンセス」命名式を開催
TRAVEL|名付け親は、米テレビドラマ『ラブ・ボート』のメイン出演者たち
新造船「リーガル・プリンセス」命名式を開催
会社設立50周年を迎えた世界的なクルーズ会社「PRINCESS CRUISES(プリンセス・クルーズ)」の新造船「リーガル・プリンセス」(乗客定員3560人)の命名式典が、アメリカ・フォートローダデイルでおこなわれた。式典では、プリンセス・クルーズの客船を舞台にし、その名を一躍有名にした、米ドラマ『ラブ・ボート』の6名のメイン出演者が名付け親を務め、25名のゲスト出演者も再集結。設立50周年記念イベントの幕開けも兼ねた。
Text by KAJII Makoto(OPENERS)
式典のテーマは、ドラマ名とおなじく「ラブ・ボート」
現在18隻の近代的な客船を運航するプリンセス・クルーズは、1965年に1隻の客船でメキシコ・クルーズを開始。創立から半世紀が経った現在では、世界3大クルーズ会社のひとつとなり、革新的なデザインの客船での4泊から111泊のクルーズで、年間170万人のゲストを世界中の魅力的な寄港地に案内している。
今回の新造船「リーガル・プリンセス」の名付け親となった、テレビドラマ『ラブ・ボート』は、1977年から1986年まで放送され、プリンセス・クルーズの客船を舞台に、世界中の寄港地で撮影をおこない、視聴者に最新のクルーズを紹介した。
プリンセス・クルーズ社長ジャン・スワーツ氏は、「プリンセス・クルーズは、ドラマ『ラブ・ボート』によってその名を一躍世間に広めました。また、同ドラマを通じて、10年以上にわたって何百万人もの視聴者に、プリンセス・クルーズのロマンスと冒険を届けました。設立50周年のお祝いの幕開けとして、『リーガル・プリンセス』の名付け親に『ラブ・ボート』の出演者の皆様が一番ふさわしいと考えました」と述べた。
今回の命名者は、アメリカでのクルーズブームのきっかけとなった『ラブ・ボート』の出演者たちだが、プリンセス・クルーズが所有する客船は、「ロイヤル・プリンセス」(1984年)はダイアナ妃、「スター・プリンセス」(1989年)はオードリー・ヘプバーン、「クラウン・プリンセス」(1990年)はソフィア・ローレン、「初代リーガル・プリンセス」(1991年)はマーガレット・サッチャー、「3代目ロイヤル・プリンセス」(2013年)はキャサリン妃が命名者となっている。
「リーガル・プリンセス」船内には特徴的な施設が多彩に完備
命名式典を終えた「リーガル・プリンセス」は、フォートローダデイルを母港に、初のカリブ海クルーズに就航した。
社交の中心となる複数階吹き抜けの「アトリウム」では、さまざまな軽食やエンターテイメントが楽しめ、トップデッキに設置された「シーウォーク」は、船体から8.5m以上も張り出したガラス張りフロアで、海上散歩が可能。
船上のテレビ・スタジオ「プリンセス・ライブ!」や、洋上最大級の「ペストリー・ショップ」、幻想的な光のカーテンでゲストを包み込みプライベートな雰囲気で食事ができる「シェフズ・テーブル・ルミエール」、噴水と音楽のショー「プリンセス・ウォーターカラー・ファンタジー」や、上品でモダンなプールサイドにある星空の下のナイトクラブ「ナイト・スカイ・ラウンジ」など、船内には特徴的な施設が多彩にラインナップ。また、すべての海側客室にはバルコニーが付いている。
プリンセス・クルーズは、創立50周年のスペシャルイベントとして、あらたなメニュー、ショップで販売する記念グッズ、エンターテイメントなど、魅力的なラインナップを用意し、2015年を通してすべての保有客船で創立50周年を祝う。
プリンセス・クルーズ ジャパン・オフィス
カーニバル・ジャパン
Tel. 03-3573-3610
http://www.princesscruises.jp/