脱デジタル滞在で、心身ともにリフレッシュ|HOSHINOYA Fuji
HOSHINOYA Fuji|星のや富士
富士山信仰にまつわる史跡を巡り、六根清浄の教えを実践
星のや富士「魂を清める 脱デジタル滞在」
日本初のグランピングリゾート「星のや富士」で「魂を清める 脱デジタル滞在」が5月1日(水)からスタート。富士山麓での滞在を通して心身ともにリフレッシュし、明日からの活力を得ることを目指す。6月30日(日)まで。
Text by YANAKA Tomomi
パソコンやスマートフォンなどと切っても切れない生活を送っている、私たち現代人。星のやでは、それらと離れて自分と向き合う時間を得るプログラムとして、各地域の特性を生かした「脱デジタル滞在」を開催している。
星のや富士が提案するデジタル滞在は、世界文化遺産であり、信仰の対象でもあった富士山が舞台。富士山を信仰する人の中では、欲や迷いを断ち切り、心身が清らかになることを願い「六根清浄」と唱えながら、自らの足で登る、“登拝(とはい)”を重要な位置づけとして実践している。
星のや富士の「魂を清める 脱デジタル滞在」では、登拝の一部を実践し、その背景を学ぶとともに、日常から離れ自然の中で過ごすグランピングリゾートでの滞在体験と六根清浄の教えを組み合わせることで、都会に暮らす人々のストレスや悩みの軽減につなげるという。
プログラムの始まりは、富士山の裾野に広がる富士吉田市で富士山信仰について学ぶツアーから。江戸時代から富士山信仰の世界への入り口として重要な役割を担ってきた金鳥居(かなどりい)から約20分かけて「御師(おし)の家」を目指す。
400年以上にわたり富士山を信仰する人々の登山や宿泊を世話する宿坊、御師の家では「御師料理」を昼食として食べ、当主から富士山信仰についての話を聞き、知識を深める。その後、富士山登山道の入口に位置する「北口本宮冨士浅間神社」へ参拝し、かつての富士登山者の足跡を辿っていく。
仏教用語で眼、耳、鼻、舌、身、意識の6つを意味する六根。これらを修行などの功徳により清らかにし、けがれをなくす「六根清浄」の教えを実践するため、富士山の吉田口登山道起点となる馬返しから3合目の区間をトレッキング。富士山信仰にまつわる文化情報を聞きつつ、かつての登山者の足跡を辿りながらトレッキングを楽しむ。
トレッキング後は、星のや富士が御師の家にかわり、戻った参加者をもてなす料理を用意。
「ほうとう」や「せいだのたまじ」など地元郷土料理を参考に、星のや富士のシェフが監修した料理は、トレッキングで疲れた身体を癒す一方で、六根清浄の実践により研ぎ澄まされた感覚により、素材の持つ複雑な味わいや香りを感じ取ることができるだろう。
魂を清める 脱デジタル滞在