近未来のIoTを体験できるスマートホステル「&AND HOSTEL ASAKUSA STATION」|&AND HOSTEL
TRAVEL|下町・浅草に出現したスマートホステルで一歩先の宿泊を
近未来のIoT体験で世界とつながるスマートホステル
最先端のIoTデバイスを兼ね備え、IoT体験とともに宿泊者同士のコミュニケーションも楽しめるIoT体験型宿泊施設「&AND HOSTEL」が、旗艦施設となる6店舗目を浅草にオープンした。
Text by UMEMORI Tae
スマートフォンのボタンひとつで家電を操作。ひと味違った宿泊体験
「&AND HOSTEL」は、スマートフォンを通じて人々の生活を豊かにするサービスを展開するand factoryが手がける、先進的なIoT空間を実現するスマートホステルブランドとして、2016年8月、福岡にオープン。以後、上野、神田、秋葉原など全国に展開している。
これまで居室内デバイスの通信はWi-Fi、Bluetoothなど複数の規格を併用していたが、海外で普及率の高い「Z-WAVE」に一元化。Z-WAVEは周波数920MHz帯の規格で、ほかの家電製品と電波干渉しにくい。また、消費電力が少なく、遮蔽物に強いため、スマートハウスの家電制御や防犯センサーなどで、世界で最も普及している規格だ。
ゲストはチェックインの際に、カギの代わりに専用のスマートフォンを受け取り、独自開発のIoTプラットフォームアプリ「&IoT」で、ドアの開施錠、照明、エアコン、テレビなど、居室内の家電を操作できる。
6つの利用シーン「Wake up!」「Sleep」「I'm home!」「Go out!」「Concentrate」「Relax」が設けられており、ボタンを押すと、居室内のIoTデバイスが作動する。
例えば、朝起きて「Wake up!」ボタンを押すと、カーテンが開いてスマートスピーカーから目覚めの音楽が流れ、照明の光量が調節される。さらに、テレビがついてアロマが香り、空気清浄機がつく。
ボタンひとつで快適な環境が整い、すっきり目覚めることができる。
居室内には「tabii(タビー)」というタブレットを設置。コンシェルジュの代わりに近所のおすすめ観光スポットやレストラン情報などを調べることができる。
また、館内には共有のシャワールームとキッチン、ラウンジがある。
スマートフォンで共有シャワールームの混雑状況を見ることができるほか、ラウンジに人が集まっているときにはお知らせしてくれるので、宿泊者同士のコミュニケーションも楽しめる。
今回オープンした浅草駅前店は、利用者の声や行動傾向、デバイス利用状況を収集・分析し、IoT普及促進・技術開発の発展に貢献するマーケティングプレイスとしての役割も担う。
従来のカプセルホテルのイメージを覆すデザイン性にもこだわった快適な空間で、近未来のIoT体験ができる進化型ホステル。スマート家電で何ができるのか、暮らしがどう変わるのか興味があるという方は、気軽にステイしながら、お試ししてみてはいかがだろうか。
&AND HOSTEL ASAKUSA STATION
住所|東京都台東区西浅草2-17-11
料金|IoT ROOM 8500円~ Dormitory ROOM 3500円~
客室|IoT Double Room 5室/Smart Dormitory 60床
and factory