中之島フェスティバルタワー・ウエストの「天空のアドレス」コンラッド大阪|CONRAD OSAKA
CONRAD OSAKA|コンラッド大阪
全164室がパノラマビュー。
大阪の街を上空から見下ろして
インスピレーションを掻き立てる宿泊を(1)
ぜひご覧になってほしい! 大阪の街が宝石箱となる瞬間を……。中之島の新名所、フェスティバルタワー・ウエストの最高層階(33〜40階)に開業したコンラッド大阪のレセプションフロアからの眺望は、かくも綺羅びやかだ。訪れたゲストは、まずこの最高の眺めをプレゼントされ、やがて独自のホスピタリティ空間へと誘われていく。外資ホテルらしいスマートさと、日本のもてなしの心を併せ持つコンラッド大阪は、海外客のみならず、都会で暮らす我々にとっても非常に居心地のいい空間となっている。
Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)
大阪の空、雲を突き抜ける地上200mで、ラグジュアリーヒーリング
素晴らしいホテルとは、本来の自分を取り戻させてくれる場所である。
当たり前のことが当たり前に進まないのが日常。そんな毎日のなかで、疲弊した心を取り戻すべく、プライベート時間をホテルで過ごす。心地よい空間、温かな気遣い。コンラッド大阪では当たり前ではないことすら、当たり前のように見せてくれる。温かい気持ちに包まれ、本来の素直な自分を取り戻すことができたなら、また現実に立ち向かう勇気が持てるはずだ。
コンラッド大阪は、日本国内で東京に次いで2軒目、西日本初となるコンラッドブランドのホテルである。
大阪・中之島に建つツインタワー、中之島フェスティバルタワー。東側タワーにはコンサートホールを備え、西側タワーWESTの最高層階を占有し、眼下には淀川から分岐した大川が流れている。
スタンダードタイプのデラックスルームでも50㎡のゆとりを持つ164の全客室からは、南・北・西のパノラマビューを望み、どの客室からも大阪の街並みを楽しめるところが素晴らしい。インテリアはコンラッドらしくスタイリッシュな中にも和のテイストと温かなタッチを取り入れたもの。その中に散りばめられたアートのエレメントが、ゲストの感性をインスパイアする。
広々とした浴槽と独立したウォークインのレインフォレストシャワーでリフレッシュした後は、格別な夜景とお気に入りの音楽を! 客室には、49inchを超えるテレビ、室温・ライティング・カーテン・アラームを管理する10カ国語(日・英・中・韓ほか)対応のコントロールパネル、Bluetoothスピーカーなど、次世代的な最新機器を備えている。また高速Wi-Fiも整備されているから、室内でオンラインにアクセスする際も快適である。
またコンラッド大阪でしか味わえない珠玉の体験を提供する「コンラッドスイート」は、220㎡というラグジュアリーを極めた空間。部屋の中心にはコンラッドスイートのアイコンともいえる真紅の漆の円形バスタブが鎮座し、ラグジュアリーな中にも個性的なスパイスを加えている。
ベッドルームには、現代的でありながらも木の温もりと滑らかで上質な革を使用したファニチャーを採用し、ゲストを安らぎの時間へと誘う。スイート内のラウンジエリアには、広々としたダイニングテーブル、バーカウンター、55inchのスクリーンを備え、友人やビジネスパートナーを招いたティータイムやカクテルにも利用できる。
Page02. 大阪らしい豊かな食彩。たおやかな自然派スパ
CONRAD OSAKA|コンラッド大阪
全164室がパノラマビュー。
大阪の街を上空から見下ろして
インスピレーションを掻き立てる宿泊を(2)
大阪らしい豊かな食彩。たおやかな自然派スパ
「40スカイバー&ラウンジ」は、ホテルロビーの横に位置するエレガントで居心地の良いラウンジ。ここではコーヒーを片手にカジュアルなビジネスミーティングや、友人とカクテルを片手に語り合ったり、また一人でゆったりライブミュージックを楽しむなど、様々なシーンが想定できる。
その奥、「アトモス・ダイニング」は、オープンキッチンでのライブクッキングを一日中楽しめるダイニングだ。シェフが目の前で腕を振るう活気溢れる店内では、食の都・大阪に根ざした地元食材と、アジアや西洋の国際色溢れる料理、品数豊富なフルブッフェを提供する。
朝食、ランチ、ディナーを通じたフルブッフェは、新鮮な野菜からコールドミール、毎朝焼き上げるホテルブレッド、カラフルなSTAUB鍋が並ぶホットディッシュコーナーなど、様々な料理が揃う。豊富なデザート、フルーツのセレクションに加え、季節ごとのモロッコ料理やラテンアメリカ料理など、食文化体験ができるコーナーにも期待が高まる。
同じくフロント階に位置する「蔵–鉄板焼&寿司」では、最大8名用の4つの鉄板焼カウンターと、全9席の寿司カウンターで、それぞれ専属の職人が客の目の前で研鑽を積んだ技を披露する。「蔵」という名称は、ホテルの所在地である中之島が、かつて天下の台所を支えた「蔵屋敷」が立ち並ぶ町であった歴史を、現代のダイニングエクスペリエンスに引き継ぎたいという思いから名付けられている。
1万枚もの漆のピースを手張りで何層にも重ねた壁が店内を緩やかに仕切り、開放感とプライベート感を併せ持つ和モダン空間を作り上げる。インテリアと同じ漆の器をはじめ、有田焼を中心に唐津焼、設楽焼など、「蔵」のイメージに合わせて全国各地の職人にオーダーしたこだわりの器も見逃せない。
そして本格シーフードグリル料理が楽しめる「C:GRILL(シーグリル)」では、世界各地から産地直送で仕入れた魚貝を、コンラッドならではのインスピレーションに満ちたプレゼンテーションで提供する。ここではオールドオークウッドを中心に、魚貝と相性の良い薪の炎でダイナミックにグリル。燻煙の独特の香りや風味が五感を刺激し、シーフードの旨みを最大限に堪能できる。
一方で、コンラッド・スパ&フィットネスは「Discover Your Wellness」をコンセプトに、フィットネスとウェルネスを融合させたユニークなアプローチを具現。充実した施設、アメニティを特徴としている。開放的な20メートルプールは、都会の空に浮いているかのよう。眺望を楽しみながらワークアウトできるジムエリアには、テクノジム社の最新機種19種類・25台が完備され、男女別のリラクゼーションラウンジ、ジャグジー、女性にはスチームサウナ、男性にはドライサウナが用意されている。
スパでは、ホリスティックなアプローチと革新的な技術に加えて、厳選された高品質のプロダクトを使用し、心身ともにバランスのとれた理想的なコンディションへとゲストを誘う。広々とした個室のトリートメントルームでは、大空を眺めつつ、自然とコネクトした雰囲気の中、セラピストの熟練の技と洗練されたもてなしにより、ゲストの内なる美とウェルネスを引き出していく。
全トリートメントルームにはトイレとレインフォレストシャワーを完備。中でも、カップルスイートルームは55.3㎡のゆとりを誇り、石をモチーフにした専用のジャグジーバスが格別なひと時を演出する。
このプライベート空間は、カップルのみならず、大切な友人、親子、またはビジネス接待にも最適。贅沢なリラックスタイムを共有しつつ、会話は一切、他には漏れないとあって、引き合いが高い。
コンラッド大阪が勧めるトリートメントは、和をテーマとしたオリジナルの施術内容。楠とラベンダーをミックスした香りは、強すぎることなく、それでいてリラックス効果は十分にある。いたずらにエキゾチックな香りで脅さず、その人本来の感覚が戻ってくるような自然な内容なので、施術に集中することも、相手と会話を続けることも可能だ。
スパメニューには、「アロマセラピーアソシエイツ」を使ったフェイシャルメニュー、「クリスチャン・フロリアン」を使ったボディトリートメント、そして、桜や梅、ショウガなど日本古来の伝統文化や季節を取り入れた特別なトリートメントなども用意。近畿地方の地酒を使った日本酒バスや、大阪のお香を用いたお香ヒーリングなど、日本と大阪を感じることのできるオプションメニューもコンラッド大阪らしい心遣いだ。
Page03. コンラッド大阪総支配人カラン・シン氏インタビュー
CONRAD OSAKA|コンラッド大阪
全164室がパノラマビュー。
大阪の街を上空から見下ろして
インスピレーションを掻き立てる宿泊を(3)
コンラッド大阪総支配人カラン・シン氏インタビュー
――コンラッドホテルの目的とは何でしょう?
私どものお客さまが、何かインスピレーションを得られるような、特別な体験をしていただくことにあります。そのためにコンラッドブランドでは世界共通のプラットフォームを用意していますが、そのひとつが1/3/5(ワン・スリー・ファイブ)というプログラムです。1時間、3時間、5時間の各目安時間ごとに、ホテルがプロデュースするローカル体験をお客さまにご提供しています。
――具体的にどのようなプログラムを提供しているのでしょう?
1時間コースのプログラムには「道頓堀のローカルフード体験」、3時間のコースでは「京都でのアート体験」。ほかにも公式HP内にて、代表的な例を掲載しています。
すべてのプログラムはテーラーメイドであり、ゲストに合わせた最適な内容をコンシェルジュが組み立てます。またヒルトングループのメンバーに向けては、スマホアプリでお好みのアクティビティを選んでいただき、宿泊前にも予約を受け付けています。
――コンラッド大阪からスタートする新たなサービスがあれば教えてください。
空港からのリムジンサービスです。リムジンのなかには「コンラッドキット」を用意しています。お水、アイマスク、おしぼり、iPad、車内でアクセスできるWiFiを準備するほか、車内で滞在におけるご説明を済ませます。
また、このホテルではチームメンバー全員が名刺を持っています。ゲストへ自己紹介する際には、名刺をゲストにお渡しいたします。これが新しいコミュニケーションのはじまりとなり、ゲストとより深くご縁を結べる新しい方法だと私どもは考えております。
――日本のお客さまに選ばれるために、コンラッド大阪がこだわるディテールは何でしょうか?
コンラッド大阪では、日本人のアーティストによるアート作品を、数多くホテル内に取り入れています。この取り組みは、海外からのお客さまのみならず、日本の方々にも楽しんでいただけると考えています。
また室内のデザインについても、モダンな中に日本の心を持つようにしています。日本らしくあること、日本らしさを忘れないことをコンラッド大阪は大切にしています。
――大阪駅前には歴史あるヒルトン大阪があります。そのなかで、ヒルトングループを愛する既存のお客さまをどうもてなしますか?
私たちは同じグループのなかでも明確にポジションニングを分けています。当然、ターゲットも異なりますし、そのためにお互いに提供しているサービス内容も異なります。
しかもそれをお互いに補完しあうようにして、相乗効果を生み出していけるのではないかと考えています。
東京にはすでにたくさんのラグジュアリーホテルが開業していますが、大阪はそれに対してまだまだ数が少なく、ニーズに対して100%応えきれていないことが多いのが現状です。ですので、コンラッド大阪が2017年に開業できたのはとて光栄なことと考えています。
開業日|2017年6月9日(金)
ホテルコンセプト|Your Address in the Sky-雲をつきぬけて-
総支配人|カラン・シン(Karan Singh)
住所|大阪市北区中之島3丁目2番4号
アクセス|地下鉄四つ橋線「肥後橋」、京阪中之島線「渡辺橋」駅直結。JR「大阪」駅より車で5分
館内施設|33-37F,39F164客室
宿泊料|コンラッドスイート25万円〜(税・サ別) デラックスルーム4万5000円〜(税・サ別) ※時期によって価格が変動します
40Fフロントロビー、レストランおよびバー&ラウンジ4(アトモス・ダイニング、C:GRILL(シーグリル)、蔵–鉄板焼&寿司、40スカイバー&ラウンジ)
39Fエグゼクティブラウンジ、ウエディングチャペル、会議室2
38F宴会場2、ウエディングサロン、コンラッド・スパ&フィットネス、屋内プール
コンラッド大阪
Tel.06-6222-0111
http://www.conradosaka.jp