MOVIE｜今年も「イタリア映画祭」が東京と大阪で開幕

MOVIE｜シリアスなドラマから痛快なコメディーまで一挙14作品を上映

日本未公開の最新イタリア映画が一挙上映される「イタリア映画祭」が今年も開幕！ 4月26日（土）～29日（火・祝）、5月3日（土・祝）～5日（月・祝）に東京の有楽町朝日ホールで、5月10日（土）～11日（日）には大阪でも開かれる。

Text by YANAKA Tomomi

東京ではゴールデンウィーク恒例となった『イタリア映画祭』。2001年の「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001年春にスタートし、今年で14回目を数える。日本未公開の作品を一堂に見ることのでき、毎年1万人以上が訪れる春の風物詩ともいえる映画祭だ。

今年も2012年以降に製作された新作14本を上映。なかには『イル・テーヴォ～魔王と呼ばれた男～』で世界を震撼させたイタリアのあらたなる巨匠パオロ・ソレンティーノの新作で、今年のアカデミー賞最優秀外国語映画賞も受賞した『グレート・ビューティー/追憶のローマ』も特別上映される。

このほかにもシリアスなドラマから痛快なコメディーまで多彩な作品をラインナップ。なかには日本では一般公開されない可能性もある作品も。映画ファン、イタリアファンにとっては見逃せない機会となりそうだ。

『ミエーレ』

『マフィアは夏にしか殺（や）らない』

『イタリア映画祭2014』
日程│4月26日（土）～29日（火・祝）、5月3日（土・祝）～5日（月・祝）
会場│有楽町朝日ホール
東京都千代田区有楽町2-5-1　有楽町マリオン11F
チケット｜前売り一般1450円、学生・60歳以上1350円
当日一般1700円、学生・60歳以上1600円

『イタリア映画祭2014　大阪』
日程│5月10日（土）～11日（日）
会場│ABCホール
大阪市福島区福島1-1-30
チケット｜前売り一般1300円、学生・60歳以上1200円
当日一般1600円、学生・60歳以上1500円

問い合わせ
Tel. 050-5542-8600（ハローダイヤル）
http://www.asahi.com/italia/2014/

＜上映作品＞

『いつか行くべき時が来る』
監督│ジョルジョ・ディリッティ
2012年/110分

『自由に乾杯』
監督│ロベルト・アンドー
2013年/94分

『ようこそ、大統領!』
監督│リッカルド・ミラーニ
2013年/100分

『ミエーレ』
監督│ヴァレリア・ゴリーノ
2013年/69分

『サルヴォ』
監督│ファビオ・グラッサドニア、アントニオ・ピアッツァ
2013年/104分

『フェデリコという不思議な存在』
監督│エットレ・スコーラ
2013年/93分

『初雪』
監督│アンドレア・セグレ
2013年/105分

『南部のささやかな商売』
監督│ロッコ・パパレオ
2013年/103分

『無用のエルネスト』
監督│ジョヴァンニ・ヴェロネージ
2013年/113分

『マフィアは夏にしか殺（や）らない』
監督│ピエルフランチェスコ・ディリベルト
2013年/90分

『存在しない南』
監督│ファビオ・モッロ
2013年/90分

『多様な目』
監督│シルヴィオ・ソルディーニ、ジョルジョ・ガリーニ
2013年/94分

特別上映作品『グレート・ビューティー/追憶のローマ』
監督│パオロ・ソレンティーノ
2013年/142分

特別上映作品『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』
監督│ジャンフランコ・ロージ
2013年/93分