MOVIE｜ロン・ハワード監督が描く天才レーサーの運命『ラッシュ/プライドと友情』

MOVIE｜ふたりの天才レーサーをめぐる衝撃の実話と迫力のカーレースシーン

ヒューマンストーリーの名手ロン・ハワード監督『ラッシュ/プライドと友情』

ふたりの天才レーサーの勝負と事故により翻弄される運命を描く、ロン・ハワード監督による『ラッシュ/プライドと友情』。2月7日（金）よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショーされる。

Text by YANAKA Tomomi

クリス・ヘムズワースとダニエル・ブリュールが好敵手を熱演

世界的大ヒットを記録した『アポロ13』、『ダ・ヴィンチ・コード』などで知られ、オスカー監督としても知られるロン・ハワード。深みあるヒューマンドラマを世に送り出してきた監督の次なるテーマは、死と賭けをする男たちの宿命の対決と、大事故が分けたそれぞれの運命だった。

1970年代のF1史上、もっとも衝撃的な事件をもとに描かれた『ラッシュ/プライドと友情』。自由奔放な天才ドライバーで、プレイボーイのジェームス・ハントには、『アベンジャーズ』のクリス・ヘムズワース。“走るコンピューター”と呼ばれたニキ・ラウダには、ダニエル・ブリュールが扮し、好敵手であるふたりの男たちのドラマチックな物語を生み出した。

また、コスチュームはグッチとサルヴァトーレフェラガモが提供。男たちの熱い戦いはもちろんのこと、ハントの妻オリビア・ワイルドを演じるスージー・ミラーらの、華やかなファッションにも注目してほしい。

ニキ・ラウダと彼の妻、マルレーヌのコスチュームは、サルヴァトーレフェラガモが手がけている

瀕死の重傷を負い、変わり果てた姿でサーキットに戻ってきたニキ・ラウダ

1976年、F1黄金時代。ドライビングテクニックも私生活も情熱型のジェームス・ハントと、レース運びも人生も頭脳派のニキ・ラウダはよきライバルとして世界を熱狂させていた。

ラウダの圧倒的なリードで幕を開けたシーズン。チャンピオンが確実視されたそのとき
、すべてが変わった。壮絶なクラッシュ。ラウダは瀕死の重傷により、再起が絶望的となる。

そして「事故の一因は自分だ」との自責の念を払いのけるかのように、残りのレースに全霊をかけたハントがチャンピオンの座に手をかけたとき、ラウダはサーキットに戻ってきた。変わり果てた姿で……。

勝負を決するポイントは僅差。最終戦の地、富士スピードウェイで、ライバルを越えた絆を胸にふたりは限界の先へとアクセルを踏み込む！

アドレナリン全開の衝撃と興奮の先に、想像をはるかに超える感動――。衝撃の実話と迫力のカーレースシーンで織り成す、第一級のエンターテインメントがここに。

『ラッシュ/プライドと友情』
2月7日（金）より、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
監督│ロン・ハワード
出演│クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリヴィア・ワイルド、アレクサンドラ・マリア・ララ
配給│ギャガ
2013/アメリカ・ドイツ・イギリス/122分/PG12
http://rush.gaga.ne.jp

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