MOVIE|母が遺したレシピが巻き起こす再生物語『四十九日のレシピ』
MOVIE|『八日目の蝉』で高い評価を得た永作博美、主演最新作
母が遺したレシピが巻き起こす再生物語『四十九日のレシピ』
伊吹有喜のロングセラー小説を、気鋭監督タナダユキが映画化。母が遺したレシピに導かれて母の人生を旅する、49日間の感動の物語『四十九日のレシピ』が、11月9日(土)より新宿バルト9ほかで全国公開される。
Text by KUROMIYA Yuzu
モントリオール世界映画祭正式出品作品
亡くなった母の「幸せに生きるためのレシピ」を通じて、残された家族が心の傷を抱えながらも自身の人生について考え、再生に向かっていく姿を描く心温まる感動作『四十九日のレシピ』。
ある日突然母を亡くし、そんな母から大切なことを聞きそびれた娘役に永作博美。伝えるべき大切なことを言いそびれた父親役に石橋蓮司。そのほか岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子ら新旧演技派俳優が集結し、繊細な人間ドラマを繰り広げる。
また、“四十九日の大宴会”を繰り広げるシーンで重要な役割を担うハワイアンを代表する鎮魂歌『アロハオエ』を、シンガーソングライターの安藤裕子さんが担当。あらたに日本語詩を書き下ろし、優しい声色で物語を包み込むように歌い上げる。
大切な人を亡くした家族が再生に向かうまで
熱田家の母・乙美が突然亡くなる。夫の良平は呆然自失になり、娘の百合子は父が心配だからと実家に戻ってくるが、本当は自らの夫と問題を抱えて帰郷したのだった。
そんな折、良平と百合子の前に不思議女子イモと日系ブラジル人の青年ハルが出現。生前の乙美に頼まれ、残された家族の面倒を見にきたのだというイモは、乙美がある「レシピ」を書き残していること、そして四十九日には法要ではなく大宴会をするのが乙美の希望だったということをふたりに伝える。こうして、“四十九日の大宴会”を迎えるまでの奇妙な4人の共同生活が始まるが――。
“四十九日”という日本特有の文化のなかで、母が家族に遺した大きな愛に触れ、日々を過ごす間に再生への道を歩みはじめる主人公たちの姿を、劇場で見届けてほしい。
『四十九日のレシピ』
11月9日(土)より新宿バルト9ほかで全国ロードショー
監督|タナダユキ
脚本|黒沢久子
出演|永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造
配給|ギャガ
http://49.gaga.ne.jp/
©2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会