実力派“イケメン”俳優たちが魅せるセクシーなレビュー

『G.Iジョー』シリーズや『親愛なるきみへ』（2010年）などで知られる俳優のチャニング・テイタムは、10代後半にストリッパーをしていたという経験を持つ。その話をもとに、ふたりの青年の青春の日々を描いた作品が『マジック・マイク』だ。ハリウッドで成功をつかんだチャニングの、“実話”をもとにしたサクセスストーリーが到着した。

監督はヒットメーカーのスティーヴン･ソダーバーグ。『エージェント・マロリー』（2011年）でテイタムと仕事をともにした彼は、男性ストリップの世界に可能性を感じ、長年構想を温めていたテイタムの企画を「セクシーで愉快でクレイジーだ」として、映画化することを決めたのだという。

出演は実力派の“イケメン”ぞろい。テイタム演じるマイクが才能を見出すアダム役には、アレックス・ぺティファー。さらにマット・ボマーやプロレスラーのケヴィン・ナッシュらがセクシーなレビューで魅せる。そして、強烈な存在感を放つ、元ストリッパーでクラブオーナーのダラス役はマシューー・マコノヒーが演じた。

アレックス・ぺティファー（左）と、チャニング・テイタム

本当に望む生き方に気づきはじめるマイク

いくつもの仕事を掛け持ちする30歳の自称“青年実業家”マイクは、ある現場で知り合った19歳のアダムに可能性を感じ、男たちが絢爛で力強いレビューショーをおこなう男性ストリップクラブに連れて行く。マイクは、そこでトップに君臨するスター・ダンサーという顔も持っていた。

最初は戸惑うがマイクの手ほどきで華やかな世界に魅了されていくアダム。一方マイクはある女性との出会いから、本当に望む生き方に気づきはじめる──。

女性たちにカタルシスを与える、男性ストリップの知られざる世界に足を踏み入れるという“覗き見”感覚を味わわせてくれる本作。甘いだけではない世界でマイクらがなにに直面し、どう未来や人生を選び取っていくのか。ソダーバーグならではの演出が光る、スリリングな青春映画が完成した。

『マジック・マイク』

8月3日（土）より、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマほかで全国順次ロードショー
監督│スティーヴン・ソダーバーグ
出演│チャニング・テイタム、アレックス・ぺティファー、マシュー・マコノヒー、マット・ボマー
配給│カルチュア・パブリッシャーズ＝ブロードメディア・スタジオ
2012年/アメリカ/110分< /br>http://magic-mike.jp

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