130年の歴史を持つ「ロングモーン」が、味とボトルデザインを一新!|LONGMORN
LOUNGE / FEATURES
2024年2月13日

130年の歴史を持つ「ロングモーン」が、味とボトルデザインを一新!|LONGMORN

Sponsored

LONGMORN|ロングモーン

コレクション価値が高まった、新生「ロングモーン」を詳細リポート

ウイスキー愛好家を中心に絶大な人気を誇る“モルトウイスキーの聖地”スペイサイドのシングルモルト「ロングモーン」が独立ブランドとなり、味わいを一新! 同時にボトルデザインもリニューアルを果たした。新たにリリースされた「ロングモーン 18年」「ロングモーン 22年」を、いち早く試飲してきました!

Text by HASEGAWA Aya Edit by TSUCHIDA Takashi

優雅で華やか。まさにスペイサイドスタイル!

いつ飲んでも美味しい、安心と安定のシングルモルト「ロングモーン」が、味わいとボトルデザインを刷新。2024年2月5日(月)、「ロングモーン 18年」と「ロングモーン 22年」がリリースされました。今回、そのお披露目の会に出席し、レポートする任を受けた私め、張り切ってご紹介させていただきますっ。
「ロングモーン」は、スペイサイド生まれのウイスキーです。スコットランドというと、アイラ島の絶対的な知名度に押されがちですが、いや、ちょっと待った! スペイサイドは、スコットランドのモルトウイスキー蒸留所の半数近くが集中する一大生産地。スコットランドの北部のハイランド地方を流れる、全長約170キロのスペイ川の流域には、50もの蒸留所がひしめきあっているのです。
もうだいぶ前ですが、私、スペイサイドに行ったことがあるのですよ(えへん)。「ロングモーン」には伺えなかったのですが、スペイ川とその支流の存在感、かなりのものでした。数多くの蒸留所がスペイ川の源流から湧き出た水を使用していて、とても美しく、幻想的。気のせいか(いや気のせいじゃないと思います)、ウイスキーの香りが漂っていました。
で、「ロングモーン」です。同蒸留所は、スペイサイド地区で1894年の設立から、一度も稼働を止めることなく、ウイスキーを造り続けています。これまでは、ペルノ・リカール・ジャパンが展開する『シークレット スペイサイド』コレクション(スコットランド・スペイサイド地方のウイスキー蒸留所の中から、18年以上の熟成年数を誇るシングルモルトウイスキーを精選。「ロングモーン」を含む4つの蒸留所で構成したシリーズ)のライナップのひとつだったのですが、今回、よりプレステージなブランドとして独立。「ロングモーン 18年」「ロングモーン 22年」が、新たな味わいとパッケージに一新され、お目見えしたというわけです。
その試飲イベントに行ってきたのですが、これがかな~り凝っていまして。
「ロングモーン」は、かつて蒸留所敷地内に鉄道を引き込み、原料の調達と製品の輸出を行っていました。同蒸留所が誕生した19世紀当時は産業革命、そしてウイスキーブームの真っただ中。鉄道を引き込んでいた蒸留所はほかにもありましたが、完成したウイスキーを少しでも遠くに届けたいという思いには、やはりグッときます。
そんな歴史を踏まえ、創業者ジョン・ダフが蒸留所内に建設した鉄道のモチーフを、新たなブランドロゴに採用。特徴的なアーチはラグジュアリーな鉄道旅行を連想させます。そして今回の試飲イベントの会場は、東京駅・丸の内駅舎の中に位置する「東京ステーションホテル」。試飲時には、東京ステーションホテル総料理長が監修した、4つのペアリングフードが、経木わっぱに包まれた、駅弁スタイルで供されました。ね、鉄道へのこだわりぶり、半端ないでしょう(笑)?
試飲は、晩餐会スタイルに設置されたテーブルで、ちょっぴり背筋を伸ばしながらいただきました。それすら、どことなく食堂車チックに思えてきます。
「ロングモーン18年」は、ほのかに甘くフルーティーでクリーミーな余韻を残す、スペイサイドスタイルを忠実に再現したシングルモルト。おっと、スペイサイドスタイルとはなんぞや、という方もいらっしゃるかもしれませんね。端的に言ってしまうと、「優雅で華やかな香り。フルーティーで甘くて飲みやすい」というのが私の認識。あと、バランスがいいウイスキーが多いイメージがあります。「ロングモーン18年」は、ほほぅ、確かにスペイサイドの王道の味わいです。テイスティングノートにも書かれていましたが、はちみつやキャラメルのような甘みに、マンゴーとアプリコット由来のフルーティーさのバランスも秀逸でした。
ちなみに、新たに生まれ変わった「ロングモーン」には、いくつかお約束があります。厳選したアメリカンオーク樽で18年以上長期熟成。加えてカスクストレングス(加水をせず樽出しそのままのアルコール度数)、冷却濾過をしないノン・チルフィルタード製法を採用。ピュアなスタイルのウイスキーに仕上げているのです。
モルトは、製造拠点近く(半径50マイル)以内の高品質な大麦を、仕込水は蒸留所近くでくみ上げられた、地下水を使っています。生粋のスコットランド人(酒……?)、というわけです。で、今後は年に一度のボトリングとなり、毎年新しいバッチで発売となるとのこと。コレクションとしての価値も高まりそうですよ。
「ロングモーン18年」に話を戻すと、18年もの間、添い遂げたアメリカンオーク樽の余韻が芳しく、スポイトで1滴だけ加水すると、さらに香味が広がりました。スペイサイドならではのフレッシュな甘みを後押しするペアリングフードもさすがでした。
一方、4年ほどお姉さん(だかお兄さんだか)の「ロングモーン22年」は、より甘く、なめらかな余韻が特徴。4年の歳月って大きいのですね、より穏やかにより飲みやすくなっていました。これ、普段ウイスキーを飲みなれていない人にも飲みやすいんじゃないでしょうか(いや、個人的にはもったいなくて、飲ませたくないですけどね)。
香りはマダガスカル産のバニラに、トフィー、ヘーゼルナッツのプラリネなどといったワードがテイスティングノートに書かれていましたが、そうなんです、なんともいえないクリーミー感があるのです。味わいは、はちみつやビクトリア・スポンジケーキのような強い甘みにトロピカル感が重なり、それでいて、うっとりするほどに芳醇。こちらもスポイトで1滴ずつ加水しながらいただくと、隠れた香味が引き出されていき、より麗らかな印象になります。
ストーレートやロックもいいけど、個人的には濃いめのハイボールにするのもありかな。なんだかわくわくしてきました(笑)。ま、いろいろごたくを並べましたが、要はどっちも美味しいということです!
これまでスコットランドの100か所以上の蒸留所を訪れてきたという、写真家・加藤秀さんのトークショーを拝見しながらちびちびと……、なーんて贅沢な時間を過ごしちゃいました。気づけば加藤さんは壇上で、ロングモーン蒸留所から足を延ばして訪れたい、魅力的なスポットを紹介しています。あら、大変、まんまと旅モードに入ってしまいました(笑)。まあ、まずは新生「ロングモーン」を飲みながら、スペイサイドに思いを馳せてみるとしましょうか。
問い合わせ先

ロングモーン/ペルノ・リカール・ジャパン
Tel.03-5802-2756
https://www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/whisky/longmorn/

                      
Photo Gallery