秋の味覚を存分に楽しむカクテルペアリングコース｜THE STRINGS BY INTERCONTINENTAL TOKYO

THE STRINGS BY INTERCONTINENTAL TOKYO｜ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

イタリアングリルとカクテル、秋の競演。秋の味覚を楽しむカクテルペアリングディナーコース「アルペジオ」

ストリングスホテル東京インターコンチネンタルのイタリアングリル「メロディア」にイタリアングリルとカクテルのペアリングディナーコース「アルペジオ（Arpeggio）」の秋メニューが登場。2020年11月15日（日）まで開催する。

Text by YANAKA Tomomi｜Edit by TSUCHIDA Takashi

コースが進むごとに、重なる調和と余韻を楽しめる

イタリア語で“分散和音”を示す「アルペジオ」。和音を構成する音を低い音からひとつずつ順番に弾くことで、リズム感や和音の深みを演出する演奏方法のように、コースが進むごとに重なる調和と余韻、料理とカクテルの一連の流れを綿密に組み立てたペアリングコースの新メニューがこの秋スタートした。

ストリングスホテル東京インターコンチネンタルアルペジオ — 総料理長オリヴィエ・ロドリゲス氏

このコースは総料理長のオリヴィエ・ロドリゲス氏が監修し、「メロディア」の山本健太郎料理長とカフェ&バー「リュトモス」の高橋司ヘッドバーテンダーがタッグを組み、実りの秋にふさわしい旬の食材を使用した全5品のコースに、それぞれの料理に寄り添うエレガントでユニークな5つのカクテルがペアリングされた。

最初にサーブされるのは「柿を纏ったフォアグラのスチーム & 柿のチャツネカカオソース」。まったりとしてクリーミーなフォアグラをホワイトカカオとサワークリームで表現したカクテルをセレクトし、ペアリングの奥深き世界へと誘う。

続いて、芳醇なトリュフ香る「フレッシュタリアテッレパスタ秋トリュフ & ワイルドマッシュルームのフリカッセ」。これには自家製トリュフウォッカをベースにしたシャインマスカットのカクテルの組み合わせだ。

魚料理は「タスマニアサーモンのグリル」。このお皿には、白ワインのような「自家製シードルのカクテルピンクペッパー & ディル」がペアリングされ、スパイスとハーブの香りがクミンで味付けしたサーモンの味わいを引き立てる。

肉料理には、この時期ならではの「小鳩胸肉のグリル、茄子のコンポート赤ワイン仕立てジュニパーベリーグレイビーソース」、ペアリングには自家製コーラシロップとシラー種を使った赤ワインのカクテルが用意された。ジュニパーグレイビーソースにしなやかに寄り添いながらも、濃厚で力強い味わいが特徴で、グラスのリム（縁）に柚子胡椒をあしらうことで和の要素もプラスし、秀逸なペアリングに仕上げられた。

デザートの「金木犀のパンナコッタとイチジクのコンポート」には、旬の梨のカクテルを合わせることで秋の味覚を楽しむコースを完成させている。

5種類のカクテルがそれぞれの料理に調和し、その味わいをさらに引き上げるペアリングディナーならではの醍醐味を満喫できる「アルペジオ」。ハーモニーの余韻まで存分に堪能したい。